【素材選びのコツ】サイズ・素材に注目!〜IKEAでクリスマス絵付けの素材探し〜
「普段使いの陶器絵付け・スタジオアートピース」の山岡ルイです(^^)
陶磁器専用絵の具・ペベオ ポーセレン150を使った絵付けに関する情報を発信しています。
今回は、IKEAで購入したクリスマス向けの絵付け素材の話と、「絵付け素材を探す際に注意してほしい2つのポイント」をご紹介します!
IKEAは絵付け素材探しにもおすすめ
絵付けする陶器やガラス・金属類を探す際に、よくのぞくお店のひとつがIKEAです。
陶器にせよ、ガラスにせよ、絵付け向きのシンプルで丈夫な商品が豊富で、手に取りやすい価格帯が魅力です。日本の規格ではなかなか見ない変わった形状の商品も多く、見ているだけで創作意欲をかきたてられます。また、定番品はストックも大量なので、買い足しが容易なのも嬉しいポイント。
先日、レッスン資材の買い出しに行くと、ハロウィンを通り越してクリスマス商品の取り扱いが開始していました!IKEAでは毎年、ツリー用に本物のモミの木を販売するなど、クリスマスに対する並々ならぬ情熱を感じますが(笑)、さすが本場北欧の会社といった展開の早さです(^^)
今年、当教室でクリスマス向けキットを製作していることもあり、どうしてもクリスマスの関連商品に目が留まります。こうした季節商品は1年のうち ほんのわずかな期間しか使用しないし、家族と共有する限られた居住スペースをごちゃごちゃさせないよう 厳選して迎え入れなくては…と使命感に駆られるのは私だけでしょうか(笑)?
売り場を行ったり来たりしながら「あっちかな?こっちかな?」と悩み抜いて購入したものがこちらです(^^)
IKEA購入品①ガラス製のダーラナホース
まず1つ目が“ガラス製のダーラナホース”です。
深いグリーンが印象的なインテリア雑貨。装飾のないシンプルな作りが気に入りました。そこまで大きくはないですが、ずしっとくる重みです!
絵付けする際には 本場スウェーデンに倣い、伝統柄で装飾するのも良さそうですし、家族の名前を入れてみたり、思い切り派手な柄で埋めるのも意外とハマると思います。
陶磁器専用絵の具・ペベオ ポーセレン150は陶器だけに絵付けできる絵の具と思われがちですが、実はガラスにも絵付けできるんです!陶器以外にも絵付けできると分かれば、絵付けの幅が拡がりますよ(^^)
ただし、耐熱ガラスを選んでください。
本音を言うと、陶器製のダーラナホースを探していました。昔、陶器製のものを扱っていたような記憶があるので写真を遡ってみると…ありました!2021年頃 IKEAで売られていたピンク色の陶器製ダーラナホース。
陶器製のものが今年も販売されるかは分かりませんが、クリスマス商戦が本格化すれば店頭に並ぶかもしれませんね(^^)クリアなガラス製のものも、ほっこり温かみのある陶器製のものも、それぞれ魅力があります。
調べてみると、スウェーデンの農村では馬は貴重な労力であると共に、手にするのが困難な、高価な家畜だったそうです。馬を所有する憧れの象徴として、また収入源になる土産物として、ダーラナホースを作り「幸せを呼ぶ馬」として文化に根付いていったのですね。
こういうバックストーリーを知ると、厳しい環境下で心の暖かさを得るために苦心した人たちの思いを知ることができ、特別感が増します。大切に絵付けして楽しもうっと。
毎年違う絵柄を楽しむのもおすすめ
こうしたインテリア類は、気がつくとあっという間に増えていくもの。「毎年、ピンと来たものを買い足していく楽しみ」もあるけれど、所有できる量に限界があるという方におすすめなのが、
毎年絵の具を除去して、新しく絵付けし直す
という楽しみ方です。陶磁器専用絵の具・ペベオ ポーセレン150は焼き付けしない限り、水に浸け置くことで剥がすことができます。すごく気に入った仕上がりのものであれば焼き付けして永久保存するのもいいですが、毎年のリニューアル感や目新しさ・自分の絵付け技術の向上を感じるために、1つのインテリア雑貨を何度も使い回すのも良いアイディアだと思いませんか(^^)?
この方法をとれば、素材は1つだけれど毎年違う柄を楽しむという選択肢が生まれます!
IKEA購入品②コルクふた付きガラス容器
もう1つ購入したのが、こちらの“コルクふた付きガラス容器”です。
寒い季節は おうち時間が増えますよね。温かい飲み物と、軽くつまめるスナック、ふかふかのブランケットがあれば完璧ですが、スナック菓子やクッキーをパッケージからそのまま摘むのは味気ない…一手間かけて こんなガラス容器に移し替えれば、たとえ中身が和風おせんべいだったとしても(笑)、クリスマス気分に花を添えてくれそうです(^^)
こちらの素材は表面が波打った形状なので、絵付けした柄に歪みが出ます。そのため、花や動物といった形が重要なモチーフよりも、抽象的なパターン模様を絵付けする方が無難でしょう。ふたを外せば花瓶にも転用できそうなので、使用シーンを選ばない柄を選んで絵付けする予定です!
素材選びの注意点①サイズ(高さ・幅など)
ここからは素材選びの注意点についてです。
まず、一番気にして欲しいのが素材のサイズです。絵付けした陶器はオーブンレンジで加熱・焼き付けしますから、豆皿やマグカップであれば問題なくオーブンに入っても、背の高い花瓶や幅のある大皿は自宅のオーブンに入らないなんて事があります。
こうした植木鉢なども、かなり大きなサイズまで展開しているので注意してください。これは盲点とも言えますが、素材を買う時は絵付けするところまでしか頭に浮かばないもの。いざ焼き付けしようとして「あ、オーブンに入らない…!」と笑えない事態が待っています(^^;)
IKEAだけでなく、欧米メーカーの製品は日本製品に比べて規格が大きめです。ご自宅のオーブン庫内の高さ・幅・奥行きを把握しておき、それに収まる素材を選びましょう。
私が今回購入したダーラナホースは高さがギリギリでした!背の高いものは横に寝かせて焼き付けすることもできますが、オーブン天板に接地する部分に絵付けできないなど制約が出てくるので、やはりオーブン庫内のサイズ優先で素材を選ぶのがおすすめです。
素材選びの注意点②付属素材
もう1つ気をつけて欲しいのが、絵付けする素材の付属素材に、オーブン加熱できないものが含まれていないかどうかです。
分かりづらい言い方をしてしまったので例えを出しますと、陶器やガラス製の容器に付属するフタに、ゴムパッキンなどが使われていることがありますよね。
そのフタが容器側と完全に分離できるなら良いですが、金具で固定されていて二位一体状態のものも多いです。そうした場合、容器側に絵付けしたものを焼き付けしようとすると、ゴムパッキン部分までオーブン加熱することになります。ゴムが熱で変形すると役目を果たさなくなるため、これはNGです。
今まで、取り外しできないフタがネックになってガラスジャー購入を見送った経験がたくさんある私。今回購入したガラス容器は、コルクのフタ部分が完全に外せるのが大きなポイントでした。
これならオーブン加熱可能な容器部分に絵付け・焼き付けができるからです。
陶器+木材、ガラス+ゴム素材など、素材同士が取り外せる設計になっているかどうか、購入前に気にしてみてくださいね(^^)
まとめ
クリスマス用の絵付け素材を紹介しつつ、素材選びのコツを2つご紹介しました。
①その素材のサイズが、オーブン庫内のサイズより小さいこと
②加熱できない付属素材が使用されていないこと(もしくは取り外せること)
どちらも見落としがちな部分なので、気をつけてみてくださいね。
こぼれ話
さてさて…購入品がすべて、グリーンで揃ってしまいました。
実はこれ、我が家あるある。私の部屋のテーマカラーが茶とグリーンなので、何を買うにせよ、この2色か それに合う色味になりがちなんです(^^;)
素材の色は偏りがちでも、絵付けに使う絵の具を変えればいいかと前向きに考えています!
さて、我が家のクリスマス向け資材は無事購入できました。次は何を描くか決めていかなくては…♪
これからどんどん寒くなって おうち時間が増え、絵付けがさらに楽しくなる季節が始まりました(^^)同時に、年末が近づき慌ただしい時期でもあります。毎日15分でも良いから、落ち着いて筆を持つ時間を確保していきたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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