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気負わず楽しむ、陶器絵付けの教室です。
2020-07-22

【デザインの作り方】夏らしい涼やかなお皿(後編)

こんにちは、山岡ルイです^^

デザインの作り方について、写真付きで解説しています。前編はこちらから読めます!

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5.デザインをお皿に転写する

紙に描いたデザインを、お皿に描いていく作業です。まずは紙に描いたデザインをトレーシングペーパー(以下、トレペ)に写しとります。

トレペを切り取り、お皿に載せてテープ(マスキングテープでもOK)で固定します。カーボン紙を挟むので、テープで固定するのは1カ所または90°離れたところにもう1カ所がいいでしょう。

このようにテープ留めすると、トレペが動きづらく、カーボン紙も挟みやすいです。

お皿とトレペの間にカーボン紙を挟んで、ボールペンやスタイラスで線をなぞり、デザインを転写します。

線は、あまり強くなぞらなくても大丈夫です。また、なぞった線となぞってない線の見分けがつきやすくなるように、赤や青など色付きのボールペンでなぞるのもおすすめです。

転写が終わりました。次に、カーボンの線を基準に絵の具で絵付けしていきます。

6.絵付けする

陶磁器専用絵の具のペベオ・ポーセレン150を使い、絵付けしていきます。基本的にはカーボン線に従って絵付けを進めましょう。

ベースとなる色を塗り終わったところです。パステル系を多めに使って、涼やかな印象が出ているでしょうか?

ベースより一段階濃い色をのせて、陰影をつけていきます。お花や葉っぱの生き生きした感じ、ブルーベリーの実の艶やかな感じが出てきたかな?

7.(必要であれば)修正する

デザイン画と本番の絵付けで、多少デザインが変わっている部分があります。

例えば、左右のとげとげした葉っぱの分量を増やしていたり、ブルーベリーの実の配置・数などです。デザイン段階で決めていたことも、絵付けの段階で違和感があってデザインを変えていくというのも、よくやります。

また、一度絵付けしてみて納得がいくかどうか、数日置いて観察することも多いです。目の前の絵付けに向き合い過ぎていると、これでいいのか分からなくなってきちゃうので…(笑)数日置いて「これでよし!」と思うこともあれば、手を加えたり、逆に削ったり、ボツになることもあります…^^;とにかく自分が納得していることが大切だと思うので、とことん作品と向き合ってみてくださいね。

8.まとめ

私のデザイン方法のポイントをまとめます。

デザイン作成のポイント
● 写真からデザインを起こす
● まずはデザインの要素をたくさん書き出して、再配置する
● 絵付け段階でデザインを変更してもOK!
● 絵付けが終わったら、少し時間を置いてみる

参考になったら嬉しいです^^最後までお読みいただきありがとうございました!

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