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気負わず楽しむ、陶器絵付けの教室です。
2021-03-12

【デザイン作り】自分でデザインするのが苦手なら…スタンプを活用してデザイン作りがオススメです!

こんにちは、ホームポーセリンアート講師の山岡ルイです^^

pebeoポーセレン150を使った陶器絵付けに役立つ情報をお伝えしています。

今日は、

・絵付けは楽しいけれど、デザインを作るのが苦手…

・お手本になるデザインがある方が、絵付けを楽しめる!

という方に向け、「市販のスタンプを使ったデザイン作りのヒント」をお伝えしたいと思います。

スタンプ(ハンコ)を使ったデザイン作りについて

先日、無印良品の「おえかきペン・陶磁器用」とペベオ「ポーセレン150」を併用して、ハナミズキ柄のタイルを作りました。

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このとき、いちからハナミズキのデザインを作ったのではなく、美しくデザインされたこちらのハナミズキ柄のスタンプ(ハンコ)を使っていました。

しれ〜っと説明していたので(笑)、「いきなりスタンプが出てきて面食らった」という方もいるかもしれません…。

テーマがスタンプ以外の話だったので、あえて詳しく解説しませんでした!

私はもともとペーパークラフトが趣味で、メッセージカードやアルバムを作るためにいくつかスタンプを持っています。市販のスタンプはデザインが豊富で、実は絵付けのデザインとして使えるものがたくさんあるんですよ^^プロが作った洗練されたデザインのスタンプを使えば、デザイン作りに頭を悩ませることはありません!好きなスタンプを押して、陶器に転写して、絵付けするだけで、誰でもクオリティの高い作品を作ることができるんです。

具体的な方法をお伝えする前に、スタンプの種類について説明させてもらいますね。

スタンプの種類はウッドスタンプかクリアスタンプがオススメ

スタンプの種類・形状は様々ありますが、オーソドックスなものは「ウッドスタンプ」「クリアスタンプ」になるかと思います。

ウッドスタンプ

ウッドスタンプとは、木の持ち手にゴム製のスタンプが接着されたお馴染みのスタンプです。スタンプといえばこれ!というくらい、ちょっと懐かしい感じがしますが、大人向けのハイセンスなデザインのウッドスタンプが数多く販売されています。

クリアスタンプ

こちらはクリアスタンプと呼ばれるタイプのスタンプです。台紙にたくさん「THANKS」という言葉が並んでいますが、この1つずつが独立したスタンプです。

台紙から剥がすと、くねくね曲がる柔らかいシリコン製のスタンプになっています。

スタンプの片面は若干粘着性があり、土台になるものにくっつけて、紙にスタンプする仕組みです。

私は「クリアブロック」というクリアスタンプ専用の土台を持っていますが、特にこだわる必要はありません^^下敷きや定規などにペタッと貼れば、クリアブロックの代用品として十分です。

ここから、ウッドスタンプやクリアスタンプを陶器絵付けのデザインに転用する方法を説明させてもらいますね。

準備物

まず準備物ですが、

・お好きなスタンプ

・インクパッド(何色でもOKです)

・クリアブロック(代用できるものがあれば、用意しなくてOKです)

この3つになります!

ステップ①:トレーシングペーパーにスタンプを押す

一番最初のステップは、トレーシングペーパーにスタンプを押すことです。

インクは何色でも構いませんし、多少かすれていても問題ありません^^お好みのデザインをトレーシングペーパーに押して、程よい大きさに切りましょう。

スタンプを組み合わせるのもオススメです!

それぞれのスタンプは、好きに組み合わせることができます。別々のスタンプをコーディネートすれば、さらにお気に入りのデザインが出来上がりますよ!

ハナミズキのウッドスタンプと、THANKSスタンプを組み合わせてみました。こんなデザインも素敵ですよね♪

ステップ②:陶器に転写する

次に、トレーシングペーパーをテープなどで陶器に固定し、カーボン紙を挟みます。ボールペンなどでスタンプの線をなぞり、陶器に転写しましょう。

マスキングテープなどでトレーシングペーパーを固定します。

トレーシングペーパーと陶器の間にカーボン紙を挟み、ボールペンなどで線をなぞります。

転写できました!

このあたりは普段の絵付けと同じ工程ですね^^

ステップ③:ペベオ・ポーセレン150で絵付けする

お好みのペベオ・ポーセレン150で絵付けします。

あとは24時間以上乾燥させ、家庭用オーブンレンジで150度・35分焼き付けすれば完成です。

スタンプをデザイン作りに応用すると良いことだらけ!

このように、スタンプを使えば簡単におしゃれなデザインが完成します。デザイン作りが苦手という方にとっては、絵付けのハードルがグッと下がるのではないでしょうか^^市販のスタンプを使う利点は次の4つだと思います。

・デザインの完成度が高い

・種類が多い

・使い道が多い

・二次創作が前提なので、著作権などを気にしなくていい

う〜ん、いいことづくしですね(笑)

デザインの完成度が高い

プロのデザイナーが作っている市販のスタンプのデザイン。当然デザインのクオリティが高いです。特に、ペーパークラフト文化が盛んな欧米では、ユーザーの目も肥えているのでしょう、大変きれいなスタンプが数多く発売されています。

何を選んでも品よくまとまってくれるデザイン性の高さがスタンプの魅力です。

種類が多い

世の中には、一生かけても使いきれない量のスタンプが売られています。私がいつもスタンプを購入する際に利用しているクロップパーティーさんで、試しにスタンプのページを見てみると2,000点近くの商品がヒットしました。それだけペーパークラフトの市場が大きいことを意味しますが、「絵付け用のデザイン集」といった類のものとは比べ物にならないくらい商品数が充実しています。

もちろん、数が多いと選びきれないという悩みもありますが(^^;)、選ぶ楽しさ・レパートリーの多さが、スタンプの大きな魅力です。

使い道が多い

スタンプの本来の使い道は、やはり紙に押すことですよね。スタンプメーカーも、まさかスタンプを絵付けに使う人が出てくるなんて思っていないんじゃないでしょうか(笑)

先ほど紹介したハナミズキのスタンプですが、私は普段、ネットショップのラッピング用紙に使っています。

ラッピング用紙、手作りです^^

絵付けに使用するために購入したスタンプだったとしても、手紙や手帳に押すという本来の目的で使うことができます。絵付けのためだけに買うとなるとためらってしまう場面でも、「メッセージカードにも押せる」と思えば、踏ん切りがつくと思いませんか?(笑)

二次創作が前提なので、著作権などを気にしなくていい

インクをつければ何度でもいくらでも押せるスタンプ。「好きなスタンプを押してメッセージカードを自作する」など、活用の自由度が高いものですよね。アイテムとしての性質が量産・転用を前提としているため、著作権など気にすることなくデザインに使えます!これも嬉しいポイントです^^

スタンプを選ぶときのコツ

絵付けに応用できるスタンプの選び方としては、小さすぎないものを選ぶと良いでしょう。見本としてご紹介した「THANKS」のクリアスタンプは、小さなフレーズもセットになっています。

「THANKS」という単語と相性の良いフレーズがたくさん並んでいますが、ひとつひとつの文字がお米粒のように小さいのです。メッセージカードに押すのであれば問題ありませんが、陶器に押して絵筆で絵付けするとなると、文字がつぶれてしまう可能性があります。ある程度大きさのあるスタンプの方が、失敗なく絵付けできますよ^^

最後に…

スタンプを使ったデザイン作りのヒントをご紹介しました。

この記事を読んで「スタンプを買ってみたい!」と思われた方、ぜひクロップパーティーさんのスタンプの販売ページをチェックしてみてください^^

クロップパーティー

私はクロップパーティーさんの関係者でも何でもありません(笑)ただのユーザーです^^

メニュー欄の「スタンプ」→「ウッドスタンプ」「クリアスタンプ」などから、商品を見ることができます。これを機にペーパークラフトにも目覚めてしまうかも!?

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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