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気負わず楽しむ、陶器絵付けの教室です。
2022-07-07

【陶器を楽しむ】子どもと一緒に!無印良品の「おえかきペン・陶磁器用」とpebeoポーセレン150でお絵描き(前編)

「普段使いの陶器絵付け・スタジオアートピース」の山岡ルイです(^^)

pebeoポーセレン150を使った陶器絵付けに役立つ情報をお伝えしています。

以前、子どもと陶器絵付けを楽しむアイディアをご紹介するブログを書きました(記事はこちら)。

我が家の4歳の娘に筆を持たせ、pebeoポーセレン150を使って作品作りをしました。出来上がった作品は可愛らしくて、私も娘もお気に入りです(^^)

ただ、作業的なところに注目すると、やはり4歳の子には筆や絵の具のコントロールが難しそうな部分も多く、特にうちの子のように絵の輪郭線をしっかり描きたい子にとっては、思い通りの線が描けず「もう描きたくない!」と投げ出しそうになることも(^^;)

もう少し難易度を下げ、子どもの満足度が高くなるやり方はないかな?と考えて、無印良品の「おえかきペン・陶磁器用」とpebeoポーセレン150を併用することにしてみました。

無印良品「おえかきペン・陶磁器用」

このペンはマジック感覚で陶磁器にお絵描きができ、家庭用オーブンレンジで焼き付けするとインクが定着、オリジナルの陶磁器を作れるというコンセプトの商品です。筆に比べると格段に使いやすいため、まだ小さい子どもにも扱いやすいのでは?と考えました。こちらのペンについては、過去に私も色々な実験をしています。過去の記事はこちらからどうぞ(^^)

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このペンを使った個人的な感想としては「手軽さは十分、絵の具としてのクオリティはpebeoポーセレン150に軍配が上がる」でして、自分の作品に積極的に使う機会はほとんどありませんでした。しかし、ホビー用品としての扱いやすさを考えると子どもがより楽しめるアイテムだな…とふと思い出し、

・絵の輪郭線は無印良品の「おえかきペン」で描き、

・着色は色のレパートリー豊富なpebeoポーセレン150でする

という楽しみ方を、子どもにも実践させてみようと考えたのです(^^)

前置きが長くなりましたが、「前編」では無印良品の「おえかきペン」で我が家の娘がお絵描きを楽しむところまでを、「後編」ではpebeoポーセレン150で着色にチャレンジする様子をお伝えしたいと思います。我が家でできるなら他のご家庭でもできるはず!子どもと一緒に絵付けを楽しむ&芸術体験にうってつけですよ。

用意するもの

用意するものは、無印良品「おえかきペン・陶磁器用」と、絵付けをしたい陶磁器です。

おえかきペンは全11色、黒以外は太筆と細筆で色が違います。我が家では輪郭線を描くため黒色のペンのみ使用、陶器は10cm x 10cmのタイルを用意しました。

試しに娘に持たせてみると…

普段のお絵描きと同じ要領で作業できるため、筆を使って黒いポーセレン150の絵の具で絵を描く時より迷いなく絵を描いていました。絵の具の補給も必要ないので、思ったときに思った線が出せるのがストレスフリー。やはり、小さな子どもには筆よりペンの方が断然扱いやすいようですね。

段々ノッてきて、文字も書き始める始末(笑)絵もカオスになってきましたが、まぁ子どもが楽しいのが一番!ということで、あまり口うるさくならないよう作業を見守りました(^^)

「おえかきペン」のいいところは、乾燥が早い&乾燥後もウェットティッシュでさっと消せるところですね。インクに厚みがないので、消したいところをピンポイントでこすって消すことができます。

隙間を埋めるように描いていき、出来上がったのがこちら。

一部、マジックペン特有のかすれは見られますが、子どもと楽しむ絵付けとしては十分だと思います!ちなみにこちらの作品に描かれているのは…

だそうです(^^)

着色前に一度焼き付ける

「おえかきペン」の作業が終わったら、一度家庭用オーブンレンジで焼き付けします。実は、この「おえかきペン」とpebeoポーセレン150は焼き付け温度が違うんです。

・無印良品「おえかきペン」…230度で20分(または200度で25分)

・pebeoポーセレン150…150度で35分

「おえかきペン」の焼き付け温度に合わせると、ポーセレン150には温度が高すぎます。逆にポーセレン150の焼き付け温度に合わせると、「おえかきペン」のインク定着温度に達しないため、あとで絵の具が剥がれてしまう可能性があります。

加えて、「おえかきペン」は二度焼きができます。

「おえかきペン」の取扱説明書より

対して、ポーセレン150は複数回焼き付けすると色飛びすることがあるので、二度焼きを推奨していません。この2つの違いから、

①「おえかきペン」で下絵を描いたあと一度焼き付けする(230度で20分)→おえかきペンの定着

②ポーセレン150で着色後、二度目の焼き付けをする(150度で35分)→ポーセレン150の定着

という二段階を踏めば、おえかきペンとポーセレン150の合体技が可能になる、ということなんです(^^)

一旦オーブンで焼き付けするところまで行って、「後編:ポーセレン150で着色&最終焼き付け」に続きます。

まとめ

「子どもと陶器絵付けを楽しむ」を目的に、より子どもが楽しみやすい無印良品「おえかきペン」を使った絵付けの様子をお伝えしました。おうちでの遊びとして絵付けを楽しむのに「おえかきペン」の手軽さは大変優秀です(^^)

・子どもの年齢や趣向に合わせ、ペンを使わせる

・修正・焼き付けなどの作業は保護者が行う

・ポーセレン150で着色する場合は、「おえかきペン」の後に一度焼き付けをする

このあたりに注意してもらえればOK!

もちろん、「おえかきペン」だけでも11色あるので、着色までのすべての絵付け作業を「おえかきペン」で完結させることは可能です。でも、ここで終わっちゃスタジオアートピースらしくない(笑)!たくさんの絵の具から好きな色を選んで、筆で絵付けを楽しむ過程もプラスアルファしたいなぁと思います。果たして娘は最後まで付き合ってくれるのか(笑)!?

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!後編もお楽しみに♪

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