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気負わず楽しむ、陶器絵付けの教室です。
2022-06-04

自分の作品、褒めてますか^^?〜自分の腕に不安を感じたらこう考えよう〜

「普段使いの陶器絵付け・スタジオアートピース」の山岡ルイです(^^)

皆さんは、絵付けをしていて、

・なかなか上達しないな…

・自分の絵付けは、すごく下手に感じる…

・失敗したところが、いつまでも気になっちゃうなぁ…

なんて思うことはありませんか?自分の腕に不安を感じたり、他の誰かの作品と比較して自信をなくすこと、ありますよね。

絵付けに限らずね!

絵付けって、楽しい反面、技術的な部分で失敗感や歯がゆさを抱きやすいものでもあります。こういった気分を引きずると、絵付けを続けるモチベーションが落ちちゃったりするんですよね(;;)特におひとりで絵付けに向き合っている方は、誰かと一緒に絵付けを楽しんだり、アドバイスをもらえる機会を作るのが難しいので、余計ストイックに向き合ってしまいがちです。

そこで、絵付けのスキルや出来について、悪い(と感じる)部分ばかりに目がいってしまう時、こんな考え方はどうでしょう?というご提案です(^^)

自分の作品を自分で褒めよう!

まず、自分の作品を自分で褒める癖をつけてみてください♪「そんなの難しいよ〜」と思われるかもしれませんが、皆さん、実は結構自分の作品を気に入っていたりしませんか(笑)?

例えば講師(私)が目の前にいて、照れ臭さから自分の作品を素直に褒められなくて、ムニャムニャ言ってしまう(笑)って事はあると思うんです。でも、自分の中で「よしっ!」と思う感覚は持っていて欲しいなと思います(^^)実際皆さん、とても上手に絵付けされますしね。

・初めてなのに、上出来!

・結構上手に出来ちゃったな〜。ふふふ…(笑)

心の中だけで思ってもいいし、家で作品を眺めながら独り言で言ってもOKです。自分で自分にOKを出せると、やる気やチャレンジ精神、向上心が湧いてきます。

私は、絵付けを始めたばかりの頃から「私、すごい!」「こんなことまで出来るようになった!」とやたらポジティブに(笑)自分を褒めていました。

人と比較するときは、ヒントを貰おう!

絵付けの上手な誰かさんと自分を比べて落ち込んじゃうこともよくあります。比較というのは「過去の自分と今の自分」の間で行って、そこに進歩があれば良いというのが私の考えではありますが、人の作品に目がいってしまう気持ちも、ものすごくよく分かるんです。

ここで、(本当は人の作品が気になっているのに)比べちゃダメだ!とか、人と自分を比較することに意味はない!と無理矢理考えを改めようとすると、思考が歪んでいっちゃいますよね(笑)

だから、人の作品が気になるならば、いっそ思い切り比較しちゃえばいいと思うんです。

・Aさんのこんな技術が羨ましい(私もできるようになりたい)

・Bさんの表現方法は目からウロコだった(新しいアイディアが増えた!)

こうやって、人と自分を比較しながら、その人のどんな部分に惹かれたのかな?と考えると、自分の課題が見つかってきます。例えばAさんの「ムラなく色を塗る技術」が素晴らしいと感じたならば、その技術を自分が身につけるために必要なステップを考えてみます。筆を変えてみようか?絵の具の量だろうか?筆のコントロールにコツが必要なのかもしれないetc…。こうやって小さなステップを考えて、ひとつずつ取り組んでいくのって、人と比較して漠然と劣等感を抱いたままでいるより、ずっと楽しいと思いませんか(^^)?

人と自分を比較してしまう時は、そこからヒントを貰って自分のスキルアップにつなげてしまいましょう!

弱点克服も楽しんでしまおう!

すでに書いた通り、私は絵付けを始めたてのスキルゼロの頃から自分の作品を褒めるようにしていたのですが、同時に「苦手なポイント」「弱点」も認識していました(例えば、絵の具で文字を描くのが苦手だとか、左右対称の図形を描くのが下手だとか…)。

苦手な文字と図形をふんだんに盛り込んだデザインで特訓した作品

「弱点」というのは、自分が納得のいくレベルまで克服していくのがいいと思いますが、弱点克服に取り組むのは、それだけで結構エネルギーを消耗します。

私は、絵付け以外の弱点克服に関しては、なるべく避けて通りたいタイプの人間です(苦笑)

私は、絵付けがライフワークのひとつで一生続けたいと思う暑苦しい気持ちの持ち主なので(笑)、弱点克服のための試行錯誤も楽しんでやれました。「いや、山岡ほどは熱くなれないな…」という場合、次のことを試してみてください。

・人に見せて感想を聞いてみる(自分が思っているより、人から見れば上手にできていることが多い)

・絵付け仲間と一緒に取り組む(人と楽しむ、という別軸の楽しみを持つ♪)

・弱点克服後に取り組みたいデザインを手元に置く(モチベーションアップ!)

・上手な人にアドバイスを求める

こういった工夫をしてみると、弱点克服のトレーニングにも前向きに取り組めるようになりますよ(^^)そして実は、もともと得意だったことより、苦手からスタートして克服したものの方が結果的にレベルが高いことがあります。不得意だったことが、いつの間にか一番の得意分野になることだって十分あり得るんです。なので、どうしても克服したいと思う技術があるのならば、ぜひ一定期間集中して取り組んでみてもらえたらと思います。

まとめ

私は生徒さんによく「“失敗”というものはないから大丈夫ですよ」とお伝えしています。そう、どんな仕上がりでも、今日絵付けを始めたばかりでも、その時出来上がったものが今のベスト(^^)!

人前で作品を自画自賛するのはちょっと恥ずかしいから謙遜しちゃうという方もいらっしゃると思いますが、なかには必要以上に自分の腕を低く見積もってしまう方も…(;;)

今の自分のスキルに物足りなさを感じるのは、向上心がある証拠です。向上心は大切ですが、どうか今の自分にOKを出すことも忘れないでくださいね♪絵付けは楽しんでこそです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

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