アンダルシアの小さな町【ミハス、フリヒリアナ】
〜スペインブログを書いている今、スペイン・バルセロナでテロがありました。
大好きなバルセロナに、一日も早く平穏な日々が戻る事を祈っています。〜
ブログをご覧下さってありがとうございます。
2012年のスペイン留学の思い出をたどりながら、
私がタイルアートとどう出会い、どう変化したのかを綴ります。
留学のみならず、海外へ出てみたいけど悩んでいる…そんな方の参考になれば幸いです。
今日は、アンダルシアの小さな村について書きます。
ミハス
私の住んでいたベナルマデナという場所からバスで数十分、日本人に大人気のミハス。
観光バスがひっきりなしにやって来ていて、お土産屋さんには日本人スタッフがいるお店もあり、
スペインで一番日本人と遭遇した場所だったと思います。
徒歩で歩き回れる本当に小さな村で、
授業やら海外生活やらで疲れた時に気分転換で訪れていました。
海が一望できるので、ベンチに座ってぼーっとしたり、潮風を感じたり…。
観光地だから一部ガヤガヤしてはいるんだけれど、日常からぽっと抜け出すのに良い場所でした。
どこかからフラメンコを練習する音も聞こえてきたりして、スペインにいるなぁと思いますよね^^
日本へ帰る時、お土産はだいたいミハスで調達しました。
割れ物はしっかり梱包してもらってスーツケースに大事に入れて(それでもひとつ割れてしまったけれど…)。
心躍るデザインの陶器がたくさん置いてありますよ^^
フリヒリアナ
マラガからバスで向かう事ができる白い村、フリヒリアナ。
スペインで一番美しい村に選ばれた事があるとガイドブックに書いてあり、
それは一度見ておかねば!と訪れました。
マラガからバスで数時間、フリヒリアナを目指す観光客もたくさんいて、
現地にはアジア人の団体客も多くいました。
さすが美しい村に選出されただけあり、本当に小さな村なんだけれど、
どの家も「見られている」意識を持っていて、
街全体も清潔で、植物も綺麗に手入れされていました。
山の上にあるので坂道が多く、海に向かって白い家が立ち並ぶ様子は
「スペインの村のイメージ」そのまま。
そういえば、ガイドブックに「フリヒリアナは猫の村」と書いてあったんだけれど、
実際に目撃したのはこの子だけでした。残念…。
ホストマザーに伝えたら「猫の村なんて聞いた事ないよ」と言っていたので、
果たして真相やいかに^^;
村の一番高い場所にあったバルで一休みし、リンゴジュースと季節の果物をオーダーしたら、
リンゴジュースとリンゴが出てきたw
すごく美味しいリンゴだったなぁ。
やっぱり、というか、観光客が多いからバスもたくさん出ているという事はなく、
帰りはバスの停留所にバス待ちの人ごみができるくらい、本数は限られています。
切符売り場もこぢんまりしていて、バスが出る数十分前におじいさんが現れて、
なんとなくw切符を売って閉店するような感じでした(笑)
アンダルシアには「これぞスペイン!」な村がたくさんあって、
どこも住んでいる人たちの意識が高いなと思います。
ちゃんと「魅せる」努力をしているというか。
それは刺激的に作り込んでいるようなものではなく、
あくまで生活の延長線上にある地に足着いた美しさ。
「魅せる」ために頑張るんだけど、無理していない心地よさ。
そういう力の抜けた素朴な美しさが、アンダルシアの魅力なんじゃないかなぁと思います。
私の目指す所も、それに近いものがある気がして…。
アンダルシア地方に滞在できた経験はとても貴重な、ベースの部分になっています^^