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気負わず楽しむ、陶器絵付けの教室です。
2022-06-23

ペベオの絵付けをもっと身近に!手軽に!〜絵付け道具ミニマル化計画〜

「普段使いの陶器絵付け・スタジオアートピース」の山岡ルイです(^^)

陶器絵付けを趣味・ライフワークにしている人が一度は悩むこと。それは「道具の出し入れ面倒問題」ではないでしょうか(笑)?何ともあけすけな表現ではありますが、絵付けしたい気持ちはありつつ、道具を出すのが億劫だから、何となく絵付けに着手できない…正直そんな状況に陥ることもありますよね。

ありますよね??(笑)

道具の出し入れは意外なハードルでして、気軽さの対極にある、どうにかクリアしたい、ちょっとした課題でした。使いたい時に使いたい道具にササッと手が届くというアクセスの良さが、頻繁に絵付けするか否かに直結すると言っても過言ではありません。

私がどのように絵付け道具を管理しているかというと、絵付けに使う道具すべてをひとつのワイヤーバスケット(スーパーのカゴより一回り小さいサイズ)にまとめ、押入れの一角に収納し、絵付けする時は「よっこいしょ」と取り出して使っています。絵付けする場所は、自分の小さな作業デスクや、リビングテーブルがメインです。取っ手のついたカゴなので、家族の移動や生活ペースに合わせてカゴごと絵付け場所を移動するにはとても便利なスタイルでした。

このカゴについて書いた記事もあるので、気になる方は読んでみてくださいね(^^)

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さて、何年もこのスタイルに落ち着いていたのですが、段々と欲が出てくるもので(笑)「毎回“よっこいしょ”と持ち上げるのが億劫だな」とか「一部の道具しか使わないのに、全部持ち運ぶのって重くて非効率だな」など、不満や疑問が湧くようになりました。一度不満に思い始めると、どうにも気になってくるもので(笑)、陶器絵付けをより身近にするにはもっともっと工夫が必要だと思っていたんです(^^)

陶器絵付けをもっと身近に、気軽に楽しむため、題して「絵付け道具のミニマル化計画」です!

その時使うものだけ、取り分けスタイル

色々考えた結果、私がたどり着いたのが「その時、その作品に使う道具だけ」をメインの道具置き場から取り分けて小さなボックスに収納し、ひとつの作品に取り掛かっている間はその作品専用ボックスの移動だけで絵付けが完了するようにする方式でした(説明が長い・笑)。

写真で見てもらうと早いと思うので、こちらをどうぞ!

※私は無印良品のPPボックスを使用していますが、箱はどんなものでもOKです。

ひとつのボックスの中に、絵付けに必要な筆・使用する絵の具・筆洗い(小さいもの)・パレット・ティッシュ・竹串などをすべて収めています。必要に応じて、絵付けする柄のデザイン画(見本)や参考資料を入れても余りある設計です。このボックスをスタンバイさせておき、絵付け場所に持ってきたら絵付けスタート!

結局、一度に絵付けできる作品は目の前のひとつだし、使う絵の具類だって限られているんですよね。使わないかもしれないたくさんの道具を毎回広げるより、使う分だけを手元に置いて突発的に必要になった道具があれば都度取りにいくほうが結果的にラクだったりします(^^)

肝心の陶器ですが、安全に収納できるようであれば、ある程度絵の具を乾燥させてボックスの一番上に置いていいですし、

(道具と陶器の間に緩衝材を入れています)

不安であれば100円ショップなどで購入できるA4のファイルボックスに別収納するのもオススメです。

ファイルボックスの詳しい活用方法についてはこちらの記事をご覧ください(^^)

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ボックスだけならもちろん、ファイルボックスと重ねたって大した容量も重量もありません。

道具をこれだけ軽量化・省スペース化できれば、机や棚のちょっとしたスペースに仮置きしてもひんしゅくを買いづらいし(笑)、パパッと道具を取り出し、すぐに絵付けを始められて、片付けも楽です。絵付け中に家族が帰宅してきてザワつき始めても、とりあえずボックスに道具を放り込んで、ササッと退散可能(笑)違う場所・違う時間に仕切り直しといきましょう(^^)必要なものはすべてボックスに入っています。次に絵付けを再開する時も、迷いなく作業スタートできるはずです。

「スキマ時間にちょっとだけ絵付け」が叶う手軽さ

私も普通の兼業主婦なので、1日の中でまとまった絵付け時間を確保するのはなかなか難しいです。朝から動いて夜の家事タイムから解放される頃には頭も体もヘトヘト、そんなタイミングで絵付け道具を1から準備して、眠たい目をこすりながら2時間程度、週に1〜2回絵付けするよりも、1日のスキマ時間に15〜20分ちょっとずつ絵付けを進める方が気持ちに余裕ができます(^^)その15〜20分に、なるべくラク&効率的に絵付けをするには「道具の出し入れ問題」解消がひとつのポイントだと考え、このような形に落ち着きました。

こんな小さなこと?と思うこともあるのですが(笑)、こういう小さい工夫の積み重ねが、絵付けを長く続けるコツだったりします。

・スキマ時間にササッと絵付けに取り掛かれる

・そもそも、スキマ時間に絵付けしたいと思える

自分の楽しみが後回しになりがちな生活スタイルの人にこそ、もっと陶器絵付けを身近に感じて欲しいという気持ちが詰まっています(^^)

プロジェクトごとにボックス分け

応用編、なんてほどのものではないのですが(笑)、いくつかの作品を並行して絵付けしているならば、道具を入れるボックスも分けるというやり方もありです!

※アウトライナーの作品も、ある程度乾燥させてからボックスに収納してくださいね。乾いてないと悲惨なことになります!

私は仕事柄、いくつかの作品を掛け持ちすることも多いのですが、ボックスごとにプロジェクトが分かれていると進行具合が把握しやすく、気持ちも切り替わっていい感じです。陶器絵付けに限らず、あらゆるタスクをボックス分けしたいくらいです(笑)

まとめ

もっと気軽に絵付けを楽しむ工夫のひとつとして、絵付け道具のミニマル化計画(道具取り分けスタイル)をご紹介しました(^^)

・その時必要な道具だけを取り分けて管理する

(・同時進行している作品があるなら、ボックスを分けるのもオススメ)

これは私なりのスタイルですが、「取り入れてみようかな?」と感じる部分があれば嬉しいです。

絵付けを仕事・ライフワークにする身としては、広々とした専用のアトリエを設けて、ゆったり絵付けを楽しむのが理想ではありますが、普段は仕事兼用の小さな作業デスクと、いつもご飯を食べているリビングテーブルで絵付けしているのが実情です。そんな現状に不満ゼロかと言えば嘘になりますが、私は日常の延長で絵付けを楽しみたいし、絵付けを特別視せず、日常生活との垣根をなるべく低くしたいのも本心です。私が陶器絵付けの一愛好者目線で絵付け道具の扱いや時間のやりくり(?)についての工夫を生み出すことで、同じく陶器絵付けを楽しむ皆さんにヒントをお渡しできたら、と思っています(^^)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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