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生活を彩るタイルアートの教室です。
2022-01-12

【デザイン作り】押さえるべきポイント4つと、アイディア集めのコツ

こんにちは、ホームポーセリンアート講師の山岡ルイです^^

先日、生徒さんとデザイン作りについてお話しする機会がありました^^その生徒さんは今、ベーシックコースの卒業制作として、オリジナルデザインの作品作りに挑戦中なんです。

難易度高めの、取り組み甲斐のある作品です!

「オリジナルのデザイン作りって思った以上に難しい…」「ルイ先生は、すぐにデザインのアイディアが出るのですか?」と聞いてくださったのですが、「私もデザイン作りは唸りながらやることの方が多いですよ〜(笑)」とお伝えしました。

デザイン作りと、そのデザインを形にする(絵付けする)ことは、全く別の作業です。今日のブログでは「デザイン作り」の考え方について、お伝えしたいと思います^^

作業の7割は、デザインを作った段階で終わっています♪

図案やサンプルデザインを使って絵付けを楽しむのはもちろん、オリジナルのデザインをいちから作って形にできるのは、絵付けの醍醐味ですよね。

ですが、「絵付けに慣れてきたし、そろそろオリジナルデザインにチャレンジしてみよう!」と思い立ち、いざ描いてみようとすると、意外と描き出せなかったりします。

・どんなモチーフを

・どんなバランスで

・どんな技術を使って

・どんな色を使って 描くのか…

すでに出来上がっているデザインを絵付けするときには考えなくて良かったことを、延々考えることになります(笑)

「あ〜、どうしたもんかなぁ」ってなる(笑)

絵付けの作業もアウトプットのひとつですが、実はデザイン作りこそ一番のアウトプットなんです。デザインがしっかり決まっていないと、絵付けしながらまた悩むことになるし、逆に言えばデザインがしっかり作られていることで、絵付け作業はスムーズに進みます。

絵付けのテクニックや絵の具の扱いなどは、また別のお話ですけどね^^

デザイン作りに割く時間はなるべく減らして、早く絵付けしたくなっちゃいますが、デザインや下絵のクオリティが絵付けのクオリティを決めるので、デザイン作りの段階で、どれだけ作り込めるかが勝負になってきます。

そういう意味で、デザイン作りが終わってしまえば、全体の作業の7割は終わったと思っちゃいましょう(笑)

デザイン作りの段階でやっておきたいこと

デザインを作る際にやっておきたいこと・決めておきたいことは次の4点です。

①モチーフのサイズ感

②絵付けする順番

③配色

④直線は定規、円はコンパスを使って描く(フリーハンドを避ける)

ひとつずつ見ていきましょう。

①モチーフのサイズ感

例えばこちらの作品ですが…

2019年のイヤーズプレートです。

1枚の絵の中に、大きな花(メインモチーフ)・葉・実・数字といった複数の要素が含まれています。一番目立たせたいメインモチーフの「花」を大きく描く方向性は間違っていませんが、あまりに大きいとうるさい印象になります。また、脇役にあたる「実」が大きすぎると、主張が強すぎてメインモチーフに目がいきません。

こうした「モチーフのサイズ感」は、絵付けしながら考えてしまうと最終的にバランス感がちぐはぐになってしまいますし、何より絵付けが進まなくてストレスを抱えることに…(苦笑)

簡単に消したり付け加えたりできないので、修正するのも大変です!

デザイン作りの段階で、どのモチーフのどれくらいのサイズ感で描くのか、一度描いたデザインを遠くから見たり近づいて見たりしつつ、ベストバランスを見つけておきましょう^^

②絵付けする順番

これも忘れがちなポイントなのでお伝えしますね!

絵付けは、「奥にあるモチーフから」「中心から外へ」「上から下へ」「(右利きであれば)左から右に向かって」描くのが基本ですが、デザインによっては絵付けの順番が前後します。

デザイン作りの段階で、どういう順番で絵付けしていけばスムーズかイメトレしておくと、本番で焦りません。

もちろん、ここで決めた順番を必ず守らなくてはいけないということはなく、実際に絵付けをしながら柔軟に変更してOK^^

逆に、あえて順番を決め込まない方がいいパターンとしては、脇役的な絵を描くときです。デザインの中には、脇役がいます。下の写真のデザインで言うならば、小さい葉やツタ(ヒョロっとした線)などです。

主役は黄色い花ですね。

こうした脇役は、絵が完成してきたあとに余白を埋めたりバランスを取る役割を果たしてくれるので、あえて描く順番を決めず、「描き進めながら描き足す」くらいで構いません^^本来あった場所になくてもいいし、描くつもりがなかった場所に描き足すのもいいでしょう。

③配色

配色も、苦手意識を抱く方が多いポイントです。苦手ゆえに、後回しにされがちな作業でもあります(笑)

私もです(笑)

「自由に選んでください」と言われると困るやつ

ブドウを描くなら紫や黄緑、桃を描くならピンク、など、描く対象の本来の色にならうのが定石ではありますが、オリジナリティのある色合いにしたい時は、自由に色遊びを楽しみたいですよね^^

デザイン作りの段階で配色を決めておけば、本番で迷うことなく絵付けを進められます。メモ程度で構わないので「ここは◯番の絵の具を使う」と書き込んでおきましょう。

例:下絵の右側に「何色を使うのか」細かくメモしています。

気をつけたいのは「ポーセレン150の絵の具で再現できる色を使う」ということです。当たり前と言われそうですが(笑)、手持ちの絵の具にない色だった(or 混色で作れない色だった)というミスが意外と起こりやすいのです。

配色についてはこちらの記事にもまとめてありますから、参考にしてくださいね。

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④直線は定規、円はコンパスを使って描く(フリーハンドを避ける)

デザインの中に、直線や正円を使うことがありますよね。これらのモチーフは、定規やコンパスを使って、正確な線・円を描くようにしましょう。

直線例:枠、アルファベット

なぜかというと、ペンで描ける下絵と違い、絵付けは筆などを使うので、どうしても下絵ほどきれいな線を出せないからです。線としてのクオリティは、本番より下絵の方がきれいになってしまうのは避けられません。

ということは、下絵ですでにずれた線を描いていると、本番の絵付けではさらに線がずれてくるということ。デザイン・下絵の段階でなるべく綺麗で正確な線を描いておくことで、本番のクオリティを高めることができるんです^^

陶器にカーボンを転写するときも、使えるところは定規を使うようにしましょう。

デザインのインプットをしておこう

「デザイン作りこそ一番のアウトプット」とお伝えしました。アウトプットは、インプットがないとできないわけですが、普段から自分の好きなデザイン・写真・芸術などに触れておくと、「こんなデザインを描いてみたい」というアイディアが浮かびやすくなります^^便利な時代ですから、様々な媒体を通して目を肥やし、自分の中にデザインアイディアをストックしていきましょう!

※そのままコピーするという意味ではなく、たくさんのアイディアをストックして、ヒントをもらう感覚です!

①ネットで調べる

ネット・SNSを通じてデザインアイディアを得るのが、一番手っ取り早いと言えます。例えば、花のブーケのアイディアが欲しければ「flower」「ブーケ おしゃれ」などのキーワードで、何万というアイディアに出会うことができます。

プロが作り込んだ作品は、色使い・モチーフ選びが完成されていますから、とても勉強になりますよ^^

②普段から様々な作品・風景に触れておく

すべてをネット上で完結させる必要はありません。好きな作家の展示会に行ってみる・きれいな風景に出会う・街で見かけたちょっとしたデザインをスマホで撮影しておく…デザインのインプットはアナログな手法を使うのも楽しいものです。

スペイン留学時。たくさんの風景に会いに行きました。
スペイン留学時。近所の公園のタイル。あ、旅行したくなってきた(笑)
散歩中に見つけた植栽。紫のグラデーションが美しい!

ほかにも、自分が好きだなと思うアート作品を買ってみるとか、写真集を眺めるとか、そうやって少しずつアイディアをためていきましょう。段々と自分の作品テイストが定まってきて、センスが磨かれていきます^^

何のつながりもないいくつかの風景が、あるときパチっと組み合わさってデザインになったりするので面白いですよ!

デザイン作りで苦しまないで!

デザイン作りのヒント、押さえるべきポイントをお伝えしました。

趣味でやる絵付けは、自分の喜びのためにやるものです。苦行のようになっては悲しいので(涙)、ぜひ楽しみながら取り組んでもらいたいと思います^^

私がいちからデザインを作るときの様子を書いたブログがありますので、よければこちらも読んでみてください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました^^

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