【陶器を楽しむ】pebeoポーセレン150を使って、子どもと絵付け体験!
「普段使いの陶器絵付け・スタジオアートピース」の山岡ルイです(^^)
pebeoポーセレン150を使った陶器絵付けに役立つ情報をお伝えしています。
pebeoポーセレン150は、APマーク(アメリカの評価機関による、人体に悪影響がないと判断された製品に付けられるマーク)を取得しており、子どもも安心して使える画材です。
大人が楽しめるのはもちろんのこと、お子さんの絵付け体験にもぴったりのポーセレン150。過去にも、キッズ参加型のワークショップを開催してきました。
「ウチでも子どもに使わせてみたい」というご家庭向けに、我が家の娘(4歳)が絵付けする様子をお伝えしながら、キッズと絵付けを楽しむ時に気をつけたいことをまとめてみました(^^)
①準備
まず準備ですが、持っているポーセレン150は全色、見やすいように並べておきましょう。なるべく横一列に並べて、キッズが好きな色をすぐ選べるといいですね。
絵付けする陶器ですが、今回は10cm×10cmのタイルを用意しました。これより小さいと逆に絵付けしづらくなります。このためだけに1枚もののタイルを用意する必要はなく、おうちにあるお皿などでいいと思います(^^)絵の具で机を汚さないよう、A4の用紙を敷いていますが、不安であれば新聞紙など大きめのものを敷くといいでしょう。洋服の汚れが気になるようであれば、エプロンを着せるのもgoodです。
筆は1本でも絵付け可能ですが、子どもは手が早くてどんどん新しい絵の具を使いたがります。筆を洗うのは保護者の役目になることが多いので、取っ替え引っ替えできるように、2本以上あるとなおやり易くなると思います。
②絵付けスタート
絵付けを始める際には、基本的にお子さんの好きに絵付けしてもらってOKですが、保護者の方から「何を描こうか?」「描きたいものはある?」と先に質問しておくことで、キッズの中で方向性が決まるように感じます。自由に絵付けを楽しむのが大前提ですが、何となく描き始めると、まとまりのないモチーフの集合になってしまい、キッズ側の満足度が少し下がってしまうことがあるんです(^^;)
うまい具合に「描きたいもの」を引き出せると、「じゃあ形を描いてみようか」「何色がいいかな?」など、効果的な質問もできる気がします。
あと、そもそも論になってしまいますが、キッズが絵付けモードになっているのも結構大切です。外で思い切り走りたいモードの時に絵筆を持たせてみても、集中力が途切れがちで、保護者・キッズ共に楽しみが半減してしまうので…(;;)「今日は◯◯くん・◯◯ちゃんの絵が見たいな!」など、本人のやる気を刺激しつつ、うまく絵付けモードに乗せてみてください(^^)
絵付け中は、
・絵の具の色を変える時に筆を洗う
・絵の具ボトルのキャップを開ける
・陶器が動いてしまうようであれば、手で押さえる
といった裏方作業は保護者の方が担当してあげてください。普段工作で使うような水彩絵の具・色鉛筆・クレヨンなどとは少し勝手の違う画材になるので、絵付け作業そのもの以外の作業については、保護者の方のアシストが大切になってきます。特に、筆をよく洗わずに次の絵の具を使い始めると、違う色の絵の具同士がボトルの中で混ざってしまい、後々困ることに。キッズの作業スピードに合わせて、そっとお手伝いしてみてくださいね。
キッズの絵付けはあっという間に進みます!サイズによりますが、大体10分もあれば、ひとつの作品が出来上がるのではないでしょうか。過程の写真を撮る暇もないかもしれませんが(笑)、完成したら作品を手に持ってもらい、ぜひ記念撮影してみてください(^^)
4歳の娘(普段から特別な画材は使っていません)が描いた作品です。年中さんでこのくらいの絵が描けます。
もし、まだ絵筆を持つのが難しい年齢のキッズであれば、
・大人との合作にする
・簡単な塗り潰しだけをやってもらう
・色選びはキッズに任せる
など、本人が関わることができる作業を見つけながら、一緒に取り組んでみましょう!
③修正、焼き付け等
絵付けした作品は24時間以上自然乾燥させたあと、家庭用オーブンレンジに入れて「150度・余熱なし・35分」焼き付けしてください。絵の具が定着して作品が完成します。オーブン加熱したあとは、オーブン内の温度が室温と一緒になるまでオーブン扉を開けず放置してください。2時間程度放っておけば大丈夫です。
焼き付けした陶器の絵の具はもう剥がれませんが、正直、焼き付けするほどではないかも…という作品ができることもあると思うんですね(苦笑)そういう時は、無理矢理焼き付けする必要はありません。
焼き付け前であれば絵の具は剥ぐことができますから、ウェットティッシュ等で拭き取るか、水に浸して絵の具を浮かせ、爪などでこすって絵の具を落としましょう。絵の具をきれいに剥がしたあとは、陶器を十分乾燥させ、ぜひもう一度キッズに絵付けしてもらってください。ずっと残る作品だからこそ、本人も保護者の方も「いいな」と思えるものができるまで、こだわっていいと思います。
実は我が家も、最初に絵付けした作品は娘・私共に「う、うーん?」というまとまりのない絵でした(笑)本人もやり直しを希望していたので、ティッシュでサッと拭いてリセット。心機一転描き直しました。
④陶器を使う
絵付けした陶器が絵タイルであれば、フレームに入れて飾ると特別感が増します。
また、お皿などの実用品であれば、ぜひ普段の生活で積極的に使ってみてください。キッズたちが「自分が絵を描いたお皿だ!」と喜んでくれますよ(^^)
まとめ
キッズが絵付けをして、なおかつそれが作品として仕上がると、キッズの自信につながります。また、親子の思い出にもなります。紙の作品より丈夫なので、その分特別感のある作品を残すこともでき、一石三鳥!
・絵付け時、保護者は裏方を担う
・長く残るものなので、本人も保護者も納得のいく作品を目指してみる
・出来上がった作品は、飾ったり使ったりして、愛用する
このあたりに気をつけつつ、おうち工作のひとつに絵付けを加えてみてください。楽しい絵付けは、大人のものだけにしておくなんて勿体ない(^^)キッズとの思い出作りに活用してみて欲しいなと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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