初めて絵付けする方向け:無印良品の歯ブラシスタンドに絵付けチャレンジ!(デザイン案付き)
「普段使いの陶器絵付け・スタジオアートピース」の山岡ルイです(^^)
pebeoポーセレン150を使った陶器絵付けに役立つ情報をお伝えしています。
自宅で陶器絵付けを始めてみたい!と思った時、手始めに何から絵付けしてみますか?お皿やコーヒーカップにチャレンジしてみようと手にとってみても、何をどう描き始めたらいいのやら、想像以上に戸惑ってしまうかもしれません。そんな「今日、初めて絵付けをやってみようと思います!」という方に向けて、
・自宅で
・少ない絵の具の数(一色)で
・筆1本だけで
・フリーハンドで描ける
簡単な絵付けをご紹介できたらと思います(^^)
無印良品の歯ブラシスタンドに絵付けしてみよう!
今回、絵付けする陶器に選んだのは「無印良品・歯ブラシスタンド」です。コロンとしたフォルムが可愛くて、ついでにお値段も可愛くて(笑)、自分ひとりで絵付けにチャレンジするという時でもプレッシャーを感じにくい、そんな「ちょうどよさ」が決め手でした。
絵付けに必要なものはこちらです。
・歯ブラシスタンド(個数は自由にどうぞ)
・pebeoポーセレン150 好きな色を1つ
・筆1本(どんなものでもOKです)
・筆洗い(空き瓶やプリン等の空カップに水を入れたものでOK)
・ティッシュ
また、焼き付けして絵の具を定着させる際に、
・150度に温度調節が可能な家庭用オーブンレンジ
が必要です。
【手順①】好きな柄を絵付けしよう
道具が揃ったら、早速絵付けスタートです!初めての絵付けに複雑なデザイン画は必要ありません。シンプルな歯ブラシスタンドには、小さなドットをいくつか描くだけでも十分可愛く仕上がりますよ(^^)
まずは筆を濡らしてティッシュで軽く拭きます。“髪を洗ったあとタオルドライしたくらいの湿り気”がベストです。湿らせた筆先に、pebeoポーセレン150の絵の具を少量取ります。
歯ブラシスタンドを手に持ち、テーブルから少し上に傾けるようにすると、絵付けしやすいです。歯ブラシスタンドをテーブルに接地させたままの方が絵付けしやすいか、テーブルから浮かせて自分の目線に合わせて絵付けした方がやりやすいかは、好みで選んでくださいね(^^)
描きやすいモチーフは色々ありますが、無難なのが「ドット柄」です。他にも、簡単な花柄やモチーフの例を載せておきますね。ぶっつけ本番が不安であれば、一度紙の上に筆&ポーセレン150で練習して、手が慣れてから絵付けしてみてください。デザイン案を2つ載せておきますね。印刷して使ってもらってもOKです(^^)
注意!絵付けした部分は触らないで。
絵付けに夢中になるとやってしまいがちなのが、「乾いていない絵の具に触って、絵がヨレる」ことです。絵付けした部分に不用意に触れてしまわないよう、絵付けする陶器を上下で挟むような感じで持つ癖をつけておきましょう。
絵付けをやり直したい時の修正方法
「どうしても納得いかないから描き直したい」「手で触って汚してしまった」という時は、次のようにしてやり直しできます。
まず、絵付けして間もない、絵の具が乾いていない状態であれば、ウェットティッシュ(なければ濡らしたティッシュやキッチンペーパーでOK)でこすり取りましょう。簡単に絵の具をオフできます。
絵の具が乾いた後であれば、水につけ置くのがオススメです。洗面器などに水を張り、その中に陶器をぽちゃんと入れてしまいます(^^)10分も入れておけば、爪でこするだけで簡単に絵の具が剥がれていきますよ。ただし、一度水を含んだ陶器は熱を加える(オーブン加熱)と割れやすくなるので、完全に乾くまで天日干しするなり、十分に乾燥させてから絵付けしてください。
【手順②】乾燥させる
pebeoポーセレン150は、絵付け後〜オーブンで焼き付けするまでに24時間以上乾燥させる必要があります。すぐにオーブンに入れないよう、ご注意くださいね!
人の手に触れないところに放置して、しっかり乾燥させましょう。
【手順③】オーブンで焼き付けする
乾燥させた歯ブラシスタンドを、いよいよ焼き付けします!
陶器をオーブンの天板にのせ、オーブンに入れます。「150度・余熱なし・35分」に設定して加熱すれば、絵の具が定着して作品の完成です(^^)
注意!作品はすぐに取り出さないで。
35分焼き付けして、「チーン」となったらすぐにオーブン扉を開けたくなりますが、ここで注意です。いきなりオーブン扉を開けてしまうと、オーブン庫内と庫外の温度差で陶器が破損することがあるんです。そのため、オーブン内の温度が徐々に低くなっていき、オーブンの中と外の温度が同じになるまで、しばらく放置しておかなくてはいけません。1〜2時間放置すればいいと思いますが、不安であればもっと長めに置いておきましょう。
こうした事情があり、一度焼き付けを始めるとしばらくオーブンレンジが使えません。ご家族がオーブンレンジを使いたくなるタイミングと被らないように、焼き付け作業を行ってくださいね(笑)
自分で絵付けした陶器を使って楽しもう!
さて、焼き付けが終われば自作した陶器を早速使ってみましょう(^^)
小さな作品ではありますが、日々目に入る生活用品に自分が絵付けしたものを使っていると、見るたびハッピーな気持ちになれますよ♪
そのあとは、絵付け熱がエスカレートしていくに任せて(笑)色々な陶器絵付けにチャレンジしちゃいましょう!
まとめ
陶器絵付けは、特殊で、難しい、敷居の高い趣味などでは決してありません。陶器という私たちの日常に密着した生活用品を、自分の手で飾ってみる。そして長く楽しめる。そんなささやかで、手軽で、ほっこりした気分になれる趣味なんです(^^)
用意するものは、オーブン、好きな色の絵の具、筆、陶器だけです。まずは、家にある小さな陶器に絵付けするところからスタートしてみませんか?楽しい絵付けの世界が待っていますよ♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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