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気負わず楽しむ、陶器絵付けの教室です。
2020-02-20

【追記あり】スペインタイルの制作過程③(大型作品:オリジナルメニューボード制作中)

こんにちは、山岡ルイです^^

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今日は、不定期連載中の、スペインバルのメニューボードの続編です!

※「次の更新は4月です」と言っていましたが、2/20に偶然作業できることになったので、追記しています!少し長い記事になってしまいましたが、読んでいただけると嬉しいです^^

前回は、タイルに下絵を転写して、薄く着色するところまで説明しました^^ここから段々と色を濃くしていく作業です(前回のブログでは「⑥全体を薄く着色する」まで説明しましたので、今日は⑦から始まります)。

⑦全体的に色を濃くしていく

スペインタイルの絵付け方法は、ひとつのモチーフごとに完成させていくのではなく、一度すべてのモチーフを薄く着色し、理想的な濃さまで段階を踏んで濃く着色していく、という方法をとります。絵を一度すべて描く→(1回目よりも濃い色で)もう一度すべて描くを繰り返していく感じです。

1度目の着色が終わったので、2度目の着色に入ります。

1度目の着色よりさらに陰影が強くなっているかと思います。

⑧最終的な濃さに仕上げる

絵柄を最終的な濃さまで塗り重ねました。段々と、何の絵柄か分かるようになってきましたよね。

ほんと、最初の段階では自分が何を描こうとしているのかよく分からない薄さから絵付けが始まるんですよね(笑)ここまで塗ると安心します(笑笑)

⑨ラインを入れる

最終段階まできました。ここからは、絵柄の輪郭や文字の部分を濃い色で入れていきます。黒でもいいですが、今回は柔らかい雰囲気を出したかったので、こげ茶を選んでいます。

まずはカゴに乗っている食材のラインを入れました。食材は美味しく見えるように&カゴはふっくらした感じが出るように、ラインの丸みを意識しています。

カゴの上に乗っている食材が何か、もう分かってもらえるかな??(果物と魚を同じカゴに盛るなんて…と自分でデザインしておきながらセンスを疑いますわ笑)

今回はここで時間切れ!次に作業できるのはおそらく4月(汗)なので、また忘れたころに連載再開しますね。

ちなみにここまで完成させるのに、10時間くらいかかります(デザインの時間除く)。最終的には15時間くらいかな?と思いますが、結構時間はかかるものですね^^

私はゆっくり出来上がっていくのも好きなのですが、普段使っている陶磁器用絵の具のペベオだと時間短縮できることが多いので、場合によって使い分けながらタイルアートを楽しんでいきたいと思っています^^

【2/20※ここから追記です※】

輪郭線をアップにすると、こんな感じです。

粉っぽくなっているところや、黒いつぶつぶが飛んでいるところは、窯で焼成したときに熱で飛んでしまうので大丈夫です^^ダイナミックな筆跡が残ったり、きっちり描き込みすぎないところがスペインタイルらしい表現です。

ちなみに、ちょっとくらい線がずれたり曲がったりしても「まぁいいよ!」と片付けられるのも、スペインタイルの素晴らしいところ(笑)

最終的なバランスを見て描きたしていくので、ひとまずカゴの絵はここで終了。メニューの文字に取り掛かりました。

実は私、文字が苦手なんですよね^^;昔、課題で作った作品の「文字」が下手だったので、「文字がたくさん入った作品を(修行がてら)作ろう!」と思って制作しているのが、今回のメニューボードだったんです。

釉薬と水の配合バランスや筆の運び方がポイントで、今回もやっぱり試行錯誤しながらです。特に「c」「a」「o」といった、下から跳ね上げて書く文字が難しいのですが、スペイン語は綴りの中に母音(a-i-u-e-o)がたくさん出てくる言語なので、難しい文字のオンパレードなんですよね(あははは笑)…良い修行になります^^

賑やかでカジュアルな雰囲気のスペインバルをイメージした作品なので、文字は踊るような、リラックスした感じを意識して書いています。

※バル(bar)とは、スペイン文化に欠かせないお食事処みたいな場所です。朝コーヒーを飲む、お昼に軽食をとる、夜には家族仲間と飲みながら食事する…と1日を通して使いまくるのがバル。日本の喫茶店・カフェ・定食屋さん・居酒屋さん・バーを全部混ぜたような存在です^^

メニューの文字を約半分書いたところでタイムアップ!続きはいつできるかな?またレポートしますね^^

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