toggle
気負わず楽しむ、陶器絵付けの教室です。
2020-07-04

オススメ漫画「舞妓さんちのまかないさん」

こんにちは、山岡ルイです^^

今日は完全に趣味の話です(笑)

私は漫画が好きで、ジャンル問わず色々読むのですが、今日みなさまに熱くご紹介したいのが

『舞妓さんちのまかないさん』(小山愛子さん)

という少年サンデーで連載中の漫画です。ひたすら、ごはんを作って食べる漫画です!(笑)

簡単にあらすじを説明すると、

〜青森育ちの幼なじみ・キヨとすみれが、舞妓さんを目指して中学卒業後に京都にやって来ます。すみれ(すーちゃん)は持ち前のストイックさですぐに頭角をあらわしますが、おっとりした性格のキヨちゃんは失敗ばかりで舞妓に向いていないと、おかあさん(舞妓さんたちが共同生活するおうちの女将さん)から、青森に帰るよう促されてしまうんです…。

そんな時、舞妓さんたちの三食を担当する「まかないのおばちゃん」が腰痛で倒れ、まかないさん業を引退することに。そこでキヨちゃんが冷蔵庫にあるものでパパッと「親子丼」を作ったのがきっかけで、キヨちゃんがまかないさんを引き継ぐことになります。(キヨちゃんは小さい頃からおばあちゃんにお料理を仕込まれていて、料理上手だったんです)〜

長くなったので写真挟みます(笑)
いつかのラタトゥイユ

主人公のキヨちゃんが作るごはんと、幼なじみのすーちゃんが芸の道を極めようとひたむきに努力する物語。この漫画を読むとね…もう、

「ごはんが食べた〜い!」

ってなります(笑)

15〜16歳の女の子たちが、一方は非日常的な舞妓さんの世界で奮闘して、もう一方は日々淡々と舞妓さんたちのためにごはんを作り続ける。

この、「超!非日常」と「超!日常」の対比が、キヨちゃんのごはんを輝かせているんですよね。鶏のからあげ、グラタン、野菜の煮びたし、いつものお味噌汁、深夜のこばらおやつ…キヨちゃんが作るごはんは何の変哲もないものばかり(でも、「食べた〜い!」ってなるものばかり^^)。

これは山岡が最近ハマっている「ちくわコーン揚げ」

時には、すーちゃんたち舞妓さんを励ますためのほかほか肉まん、

時には、疲れたおかあさん(女将さん)を癒すためのフルーツサンド、

京都の季節の移ろいとともに、キヨちゃんが作り続けるごはんと、花街で生きる人たちのエピソードが絶妙にリンクしているんです。

みんな、キヨちゃんのごはんを食べてホッとしたり、嬉しい気持ちになったり、きゃあきゃあしたりして、キヨちゃんのいる台所には自然と人が集まってきてしまう。

この漫画のなかでは、大事件とか、天変地異とか、大波乱とか、全く起こらない。巨大な隕石とか、ゾンビとか、主人公をおとしいれる悪者とか、一切出てこない(笑)

いわば、私たちが日々営んでいる暮らしのように、変わったことはそうそう起こらない、でも愛おしい日々の連続が描かれています。それがやけにリアルで、よりいっそう物語のなかに入っていってしまうんですよね。

焼きうどんは出来たてにかつおぶしをかけて
ヒラヒラさせるのが外せないよね!

この漫画を読んで、私はお料理に対する考え方がガラッと変わりました。

私は今まで、お料理は好きでも得意でもなくて、でも毎日やらなきゃいけなくて、家族が気に入ってくれるのか反応が怖くて…とかなり後ろ向きだったのです(笑)

どうにかお料理への苦手意識をなくしたくて、よさそうなレシピ本を見つけてきたり、先輩主婦の皆さんに「効率的にご飯を作る方法」を聞いて実践したり、苦手な献立作りをクリアしたくて献立アプリを導入したり…

もちろんそれらも効果はあったのですが、私には「日常のあたたかいごはんを作ることが、家族の小さな幸せになる」と自覚することが、お料理へのモチベーションにつながっているようだったのです。このやる気スイッチの発見に何年かかったことやら(苦笑)

私は「小さな幸せ」を拾う作業が好きで、思えば陶器の絵付けも、家族のアルバム作りも、「小さな幸せ」「小さな充足感」を味わうために続けているように思います。

古い写真の雰囲気たるや。

お料理も、堅苦しく考えず、もっと私らしく楽しめば良かったんですよね。うまくやろうとすると、ダメだった(笑)

たまに凹むことがあると、キヨちゃんやすーちゃんの姿を見て「また私らしく頑張ろ〜」と思えます。

『舞妓さんちのまかないさん』とってもオススメです!近くNHKでアニメ化されるようで、とっても楽しみ!(BSじゃありませんように…うち、BS映らないの涙)ほっこりしたい方はぜひ読んでみてね^^

最後まで読んでくださってありがとうございました!

関連記事