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気負わず楽しむ、陶器絵付けの教室です。
2024-05-08

【2024年5月4日配信インスタライブ】同じ柄を3パターンで描き分け!

山岡ルイのインスタグラムで、週に一度インスタライブを配信しています(^^)

絵付けの解説をしながら、視聴者さんからいただいた質問に答えて交流するというのがコンセプトです。絵付けの解説あり・おしゃべりありと、「まるでラジオを聞いているみたいで楽しい」というお声をいただいています(^^)

2024年5月4日回では、“同じ柄を3パターンで描き分け!”をテーマに、ひとつの柄でも描き分け次第で全然違った印象になることをお伝えしました(^^)

写真の3つのカップは、すべて同じ柄です。ただ、

①アウトライナー(ブラック)

②アウトライナー(ゴールド)

③通常の絵の具

この3つの違う種類の絵の具で描き分けることで、全然違った作品に見えませんか?陶磁器専用絵の具ポーセレン150は、同じシリーズの中であっても全く違った質感の絵の具が揃っています。

それぞれの絵の具の特徴を活かし、手持ちの柄・モチーフが少なくても、様々なパターンの絵付けを楽しめることを感じてもらえたらと思います(^^)

1時間のインスタライブで3つの絵付けをするという、ちょっとしたチャレンジ回でもありました。間に合って良かった(笑)

3パターンの絵付けをそれぞれ解説していきますね!

①アウトライナー(ブラック)を使った絵付け

まずは、アウトライナーという立体的な線を描くことができる絵の具です。アウトライナーの中でもブラックは固めのテクスチャーが特徴で、輪郭をしっかり出したい時に重宝します。

固めなので均一な太さの線や直線を描きやすく、立体的なので存在感も十分。私もレッスン、プライベート関わらず、使う機会の多い絵の具です。

色や質感ゆえに強めの印象になりがちなので、あまり太い線を出しすぎると絵全体がこってりしてしまいます。チューブを絞る力加減を緩めるなど、濃く太く出し過ぎないのが洗練された印象にするコツです(^^)

②アウトライナー(ゴールド)を使った絵付け

続いて、①と同じアウトライナーのゴールドを使った絵付けです。固めのブラックに対し、ゴールドは柔らかめの質感で、線の強弱を表現しやすい絵の具になります。均一の太さで描くより、その特徴を活かした「かすれ」を楽しむのがオススメ(^^)

線の始まり→終わりに向けてチューブを絞る力を緩め、チューブの先端を抜くようにすると自然な印象に仕上がります。

アウトライナーは気温の影響を受けやすい絵の具なのですが、夏場になるとゴールドはかなり柔らかくなります。思った以上に絵の具が垂れてきてしまってコントロールが難しくなるので、どうしても絵付けが難しいようなら冷蔵庫に入れるなどして少し冷やすといいですよ!

③通常の絵の具を使った絵付け

最後に、通常のポーセレン150の絵の具を使った絵付けです。ボトルに入った液状の絵の具を筆に取って使います。アウトライナーとは全く別物で、水彩絵の具やアクリル絵の具を使う要領で絵付けできるため、一番とっつきやすい種類の絵の具と言えるでしょう(^^)

かなり細かいレベルで色の濃淡表現が可能で、写実的な絵を描くもよし、ペンキのように ぺったり塗り込むもよし、お好きな使い方を楽しんでくださいね。

同じ柄でも印象は変えられる!

いかがでしたか?同じ柄を使用しているのに、絵の具の種類によって全く違う印象を受けますよね。今回なぜこんな内容のライブをしたかというと、

制限があっても表現次第で絵付けのレパートリーは増やせる

と感じて欲しかったから(^^)

●手持ちのデザイン・柄が少ない

●絵の具を数種類しか持っていない

など、私たちは何かしらの制限・条件のもと、絵付けしているはずです。もし制限があっても、工夫次第で楽しみ方は増やせる!ということを感じて欲しかったのです。

今回はデザイン数に制限を設け、その制限下で楽しむ方法をお伝えしました。あなたの絵付けのヒントになれば幸いです!

次回のインスタライブの予定

さて、次回のインスタライブは【2024年5月11日(土)22時】です!今後のインスタライブでは、近日発売予定の「山岡ルイ特製デザイン集」からデザイン引用し、サンプルを絵付けする予定です(^^)

※状況により内容が変更になる場合があります。

山岡ルイのインスタグラムをフォローの上、ぜひご覧ください(^^)過去のライブもアーカイブ視聴が可能です。コメントお待ちしています♪

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