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気負わず楽しむ、陶器絵付けの教室です。
2024-02-25

【便利な道具類】DAISO(ダイソー)の回転テーブルでより絵付けしやすい環境を実現!

「普段使いの陶器絵付け・スタジオアートピース」の山岡ルイです(^^)

pebeoポーセレン150を使った陶器絵付けに役立つ情報をお伝えしています。

絵付け時にあると良い“滑り止めシート”

絵付けする時、陶器の下に何を敷きますか?汚れないように新聞紙や工作マットを敷くという方もいらっしゃると思います(^^)

私が絵付けする時に愛用しているのがSeria(セリア)で購入した滑り止めシートです。

もとはカーペットなどが めくれないように敷く用途で売られており、写真のようにカットされているものから、好きな形に切り出せるロールタイプのものまで、様々なタイプがあります。

ちなみに、DAISO(ダイソー)など他の100円ショップでも取り扱いがありますし、ホームセンターでも購入可能です(^^)

絵付けする時は、この滑り止めシートの上に陶器を置いて作業しています。

絵付けは筆の向きや絵付けする場所に合わせて陶器を動かすので、写真のようにシートの端を持って動かし、陶器を回転させるんです(^^)

陶器と作業机の間に1枚、このようなシートを入れるには、次のような理由があります。

シートの役割
①作業机が傷つくのを防ぐ

②不用意に陶器に触るのを防ぐ

③陶器が滑るのを防ぐ

この滑り止めシートの活用方法については他の記事で扱っていますので、そちらをご覧ください!

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この滑り止めシートの唯一の難点は、大きな陶器の絵付けには不向きという点でした。上に乗っている陶器の重みでシートがよれ、回転がままなりません。そもそも、重い陶器の乗ったシートを手で動かし続けるのは疲れてしまいます(^^;)

かといって、陶芸教室で使う“ろくろ台”は、安定感は抜群ですが重くて保管も不便。パッと用意してパッと絵付けを開始できるのがポーセレン150の魅力ですから、家庭で気軽に楽しむ絵付けに重いろくろ台はミスマッチと思っていました。

DAISO(ダイソー)のターンテーブルで安定感と気軽さを両立!

そんな時、生徒さんが「ルイ先生、こんな便利道具見つけたよ〜!」と教えてくれたのが、DAISO(ダイソー)の回転テーブル(ターンテーブル)でした。

その生徒さんが違うお教室で このターンテーブルが使われているのを見たそうなんです。本来はテレビやパソコンのモニターなどを置いて使うものですが、ろくろ台の代用品としても使えるとのこと。

大変な人気商品のようで、私の近所にあるDAISOを周っても入手できず(^^;)…結局、生徒さんが買ってきてくれました〜(;;)

在庫状況はDAISOにてご確認ください。商品の入れ替えなどで既に入手不可能な場合もございます。

もしDAISOで買えなかったとしても、同じような商品は他メーカーでも入手可能だと思います。ホームセンター等で探してみてください(^^)

このターンテーブルは、回転面と土台面、同じ大きさの丸い板が2枚重なっている形状です。上に乗せるものが滑らないよう、全面ゴム仕様になっています。丸板の大きさが同じなので、ガタつかない点も良いです!

ターンテーブルの使い方のコツ

ターンテーブルの使い方は ろくろ台を回すのと同じ要領です。ターンテーブルの上に陶器を乗せ、筆の動き・向きに合わせてテーブルを回してください。

このターンテーブルを使う際の、という注意書きにはなりますが、使い方のコツをご紹介します(^^)

ターンテーブルの使い方のコツ
①作業台から1〜2cm、ターンテーブルを出す

②軽いものを絵付けする時は台の下に滑り止めシートを敷く

①作業台から1〜2cm、ターンテーブルを出す

本来、このターンテーブルは頻繁にくるくる回す前提で作られているものではありません。そのため、回転のなめらかさは ろくろ台に劣ります。回転板を上から押して、まるでDJがレコードをスクラッチするような回し方をしてもスムーズに回せないことがあるんです…。

そんな時は、ターンテーブルを作業台から1〜2cm引き出し、親指と人差し指で上下に挟んで回転させる方が上手く回ります。

写真を見てもらった方が分かりやすいのでこちらをどうぞ(^^)

親指と人差し指でターンテーブルを挟み(黄色い矢印方向)、親指を左右に動かして回転板を回します(赤い矢印方向)。こうするとターンテーブルに適度な圧をかけられて、回転板がスムーズに稼働します。

ターンテーブルを引き出しすぎて作業台から落下させたり、上から圧をかけすぎて ちゃぶ台返しみたいにひっくり返さないよう注意してくださいね(^^)ご自身の指先分だけ余裕があれば大丈夫です◎

②軽いものを絵付けする時はターンテーブルの下に滑り止めシートを敷く

今回ご紹介しているターンテーブルは耐荷重量30kgということで、上からの重みには強い仕様です。ですが、横向きの力に弱めなので手などで押すと横滑りしやすい傾向があります。

1枚もののタイルなど、軽いものを絵付けする時はターンテーブルの下に滑り止めシートなど摩擦力の大きいものを噛ませ、横滑りを防止する方がベターです。

逆に、大皿など重い陶器を絵付けする時は自重で安定するので、横滑りの心配はありません(^^)

絵付けの内容に合わせて使い分けを。

ターンテーブルを使うか否かは、絵付けの内容に合わせて決めましょう。

ターンテーブルを使った方が良いシーンとしては、①陶器を頻繁に回転させたい時、②大きい陶器に絵付けする時が挙げられます。

このように円形かつ大きな陶器に絵付けする際は、対角線上に同じモチーフを描く(頻繁に回転させる必要がある)、手で陶器を回すのは負担が大きいといった特徴があります。そんな時はターンテーブルに乗せてしまった方が絵付けが楽です(^^)

逆に、ターンテーブルを使わなくても事足りるのは、①小さい陶器に絵付けする時、②作業スペースが狭い時ですね。

例えば、こういった歯ブラシ立てなどです。回転板に乗せてダイナミックに回さなくても絵付けできます。また、広い作業スペースが確保できない時はターンテーブル自体が邪魔になってしまうので、やはり小さな滑り止めシートを下敷きにした方が良いでしょう(^^)

どうしてもターンテーブルを使いたい場合は、小型のターンテーブルを探してみてください。私の手元にあるものは直径34cmありますが、直径が20cmくらいであれば小回り良く使えるのではないでしょうか。

ただし、乗せられる陶器のサイズも小さくなります!

まとめ

DAISOのターンテーブルを絵付けに活用する方法をご紹介しました。

絵付けは筆や手を陶器に合わせて動かすのではなく、筆の動きに合わせて陶器側を動かすのがスタンダードなやり方です。ただし、その動かし方が面倒だと どうしても“筆や手側を動かす”発想になってしまいます。そして“小さな面倒”が積み重なると絵付け自体が億劫な行為になってしまうんです(^^;)

今回ご紹介したようなターンテーブルを応用することで、絵付け時のちょっとしたストレスを軽減できるなら活用しない手はありません!

世の中には便利グッズがあふれていて、絵付けに活用できるものが多々あるんだと改めて感心しました。「こういうのがあったら良いな〜」というアンテナを立てて情報収集を怠らず、皆さんに役立つ発信ができたらと思います(^^)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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「家で楽しめる絵付けってどんなものなの?」と気になる方は、ぜひ体験レッスンにお越しください!詳細と申込方法はこちらのページからご確認いただけます(^^)

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