【HP開設6周年記念企画連載】④2023年の話
「普段使いの陶器絵付け・スタジオアートピース」の山岡ルイです(^^)
当HP開設6周年の記念企画として、私の過去〜今の話を連載しています(※全6話の予定)。
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前回のブログのあらすじ
「自分との約束を守れる自分になりたい」と思って始めたのが、朝のウォーキング=あさんぽ でした。
他の何ができてなくても、あさんぽだけは毎日絶対やるんだと決めて歩き続ける日々。最初は苦痛だったけれど、段々と習慣化し、気持ちよく歩けるようになっていきます。
とはいえ、仕事や家庭の課題は相変わらず残ったまま。良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、あさんぽを始めて約1年が経ちました。
1年かけて「継続できる人」に
あさんぽを始めて約1年経つ頃には、あさんぽは私の生活に欠かせない習慣になっていました。普段は家でパソコンやスマホを使って仕事したり、机に向かって絵付けしたりと、あまり体を動かすことがない生活です。頭ではなく体優位のあさんぽを取り入れることで、頭と体のバランスが取れてきたように思います。
もとは「自分との約束を守れる人になる」ために始めたあさんぽでしたが、信じられないほどたくさんの副産物がありました。
・朝のリズムが整って、
・前向きな気持ちになり、
・体重も6kg減りました
家にこもって頭の中でウジウジ悩んでいても、朝が来れば外に出る。広い空間に出て体を強制的に動かせば、状況は何も変わっていないのに、物事の捉え方が柔軟・前向きになるから不思議なんです。
毎日1時間歩くだけで、あまりにたくさんの良い作用があって驚きます。
ほかにも、周りの人から「継続が得意なんだね」なんて言葉を人生で初めて言ってもらえたり(笑)
私には一生縁のない言葉だと思っていたので衝撃的でしたよ…
周りの目が変わる頃には、私自身の自己評価も変わっていました。自分の意志では何も続けられなかった私が、1年かけて「自分との約束を守れる人」「継続できる人」になっていったんです。
あさんぽで獲得した継続力と辛抱強さが関係したのかどうか分かりませんが、うまくいかない課題にも向き合っていく姿勢ができてきました。
・すぐに結果が出なくても諦めない
・期待する反応が返ってこなくても すねない
・自分の頭で考える
・自分の力でどうしようもできない問題とは適切な距離を置く(でも投げ出さない)
今までは、他人から評価されやすい派手で分かりやすい実績を手っ取り早く作ることが大切と思っていたところがありましたが、誰が見ていなくても自分で決めた約束事を守る癖がついたことで、地味で地道な努力ができるようになったように思います。
もちろん、見当はずれな努力や報われない努力もたくさんあるんですけど(むしろ、そっちの方が多いんじゃないかな)、すぐに投げ出さない忍耐力ができてきたんですね。
人生37年目にして、やっと!!(笑)
現実的な動きが生まれてきたのは、2023年の半ば。つい最近です。
パズルのピースが はまり始める
2023年の半ば。この頃から、理想的な人たちとの出会いが連続して起こるようになります。
それはお客様だったり、仲間だったり色々です。前から知り合いだったけれど、このタイミングで急に距離が近づいた方もいます。
こうした出会いは主に仕事関連ですが、相手が求めることと自分ができることがごく自然に・上手く合致するんです。打てば響く感覚。パズルのピースがパチパチとはまっていく感じ。
この時の高揚感は、言葉でうまく表せません。
なんせ6年間くらい、ウジウジ生きてましたから(笑)。洗濯機の渦に回されて翻弄される側だったのに、自分の人生の渦の真ん中にちゃんと立って、色々なものを自分で選んで掴み取り始めたんです。
ぼんやりしていた自分の輪郭がはっきりしてきて、自分の活かし方を自覚できるようになりました。
コーチングで見つめ直した自分自身
2023年5月には、人生で初めて「コーチング」というサービスを受け始めました。
昔からの友人がコーチングを始め、「受けてみない?」とお誘いいただいたのがきっかけです。
コーチと話す内容は、抽象的な話だったり、実務的な話だったり、その時々で全然違います。曖昧に生きてきた自分を象徴するように、最初は曖昧な言葉と態度でしか話せませんでした。自分が話したいこと・相手に話してもらいたいこと・話の着地点を、明確にできないんです。
それが、仕事上で自分の輪郭がはっきりし始めた頃から、コーチングの時間に話す内容も質もガラっと変わっていきました。視界がクリアになって、言いたいことがきちんと表現できるんです。
最初は正直、こういうサービスを受ける意味がよく分からなかったんですけど(笑)、
コーチ、これ読んでるかな!?ごめんなさーい(笑)
自分の心境の変化をリアルタイムで・安心して吐き出せる場所を得て、1人で抱えたまま行き場をなくしていた悲しみとか苦しみを誰かに持ってもらえる心強さを感じました。
いい歳した大人が自分で感情処理できないなんて…とか、一種の恥ずかしさはあったんですけど、1人で抱えて腐らせるくらいなら、誰かを頼って一緒に持ってもらった方がずっと健康的に生きられますね(笑)
会社を辞めて以降、ごく狭い生活環境で生きてきたので、いつの間にか視野や考え方が縮小していました。私は小さな日常を愛するタイプの人間なので、今の限られた人間関係と環境の中で十分幸せを見出していけると思っていたのですが(そういう生き方・考え方ってすごく好き)、その場にうずくまって傷つかないようにするための言い訳にしていた感は否めません。生活のスケールは限られていても、その場をよりよくするために前向きに生きている人と、小さくまとまって傷つかないようにコソコソ生きる自分を一緒にしようとするなんて、本当に考え違いな態度でした。
は、恥ずかしい…
とにかく!人との出会いや交流を意識的に増やして、水に石を落として波紋を作るように心身を刺激したら、私の人生が意味を持って動き始めたように思います。
1人で取り組むあさんぽで「自分との約束を守れる人」「継続できる人」になる地道なメンタルトレーニングと、他者とのリアルな交流。目を開いて、地に足をつけて、ちゃんと自分で歩ける人間に少しずつ近づいていったんです。
繰り返しますけど、ここまでで人生36年経過してる(笑)
【ここまで長かった!まとめ編に続く】