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生活を彩るタイルアートの教室です。
2019-11-27

焼成タイルと、陶磁器用絵の具を比較すると?

こんにちは、山岡ルイです^^

2記事に渡って、本格的な陶芸窯を使って焼成するタイルと、家庭用オーブンで焼き付けできる陶磁器用絵の具を使ったタイルの特徴をご紹介しました。

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それぞれの特徴を他のもので例えるなら、こんな感じかなと思います。

・焼成タイル…薪窯で焼き上げた本格派ピザ
・陶器用絵の具で作ったタイル…自宅で気軽に楽しめるインスタントのピザ

本格的なピザはもちろん美味しいけれど、いつでも食べられるものではないから、レンジで作れる冷凍ピザが常備してあると便利だよね!みたいな(笑)

どちらのピザも、それぞれ良いところがありますよね^^

さて、この2種類のメリット・デメリットをまとめてみたいと思います。
便宜上「メリット」「デメリット」としていますが、あくまでただの「特徴」です。もし制作にチャレンジしてみたい!と思われたら、自分のスタイルに合った方法を採られるといいと思います。

焼成タイルのメリット・デメリット

まずは本格派・焼成タイルのメリット・デメリットです。

焼成タイルのメリット
①完成度が高い
②耐熱性に優れている
③耐久性がある
④焼成前の修正がしやすい

メリットとしては、なんと言っても完成度の高さがあげられます。
実物を見ないと少し想像しづらいかもしれませんが、質感や雰囲気はさすが本格派という印象です。

娘のために作った、50音タイル^^

また、高温(1,000度前後)で焼成するため耐熱性に優れていて、鍋敷きなどに使いやすいですし、外装に使用できるほど耐久性もあります。100年前、300年前に作られたタイルであっても、欠けることなく使用され続けているのは焼成されたものならではです。

あとは焼成前であれば修正(色を変更する)が比較的簡単なのも嬉しいポイントですね。釉薬が乾燥していれば、少し引っかくだけでポロっと取れてくれるんです^^

次に、デメリットに感じる部分も紹介しますね。

焼成タイルのデメリット
①コストがかかる(陶芸窯など)
②焼成前後で色が変わるので、完成図が想像しづらい

焼成タイルを作るには、陶芸窯が必要です。趣味で陶芸をされている方向けに家庭用の陶芸窯も発売されていますが、小型でも数万円、大型だと50万円以上する高額なものです。
また、家庭に陶芸窯を設置する場合は電気工事が必要な場合もありますし、釉薬やタイル・粘土などの資材も揃えなければいけません。保管場所なども考えると、どうしてもコストがかかりがちです。

私自身も賃貸住まいで、スペースやコストの関係から陶芸窯は所有していません(それでもタイルが作りたくて、陶器用絵の具を探してきました)。

また、焼成する前と後とで釉薬は色が違います。

そのため、焼成する前では完成品がどのような色合いになるのか想像の範囲で進めなければならないことも、一応デメリットとして挙げておきました。
同じデザインで何度も作っている場合は完成品がどうなるか分かっているでしょうし、どんな色合いに仕上がるかワクワク・ドキドキしながら待つのも楽しみのひとつですから、必ずしもデメリットとは言い切れませんが…^^

陶磁器用絵の具のメリット・デメリット

次に、陶磁器用絵の具を使う場合のメリット・デメリットをご紹介します。

陶磁器用絵の具のメリット
①低コストで始められる
②焼きつけ前後で色が変わらない
③水彩画と同じ感覚で絵付けできる
④安全性が高い(フランス・ペベオ社の製品)

陶磁器用絵の具は、単体であれば数百円で購入できますし、セットでも数千円で揃えることができます。また、絵付けするものも耐熱性のあるお皿やタイルであればOKなので、ご自宅にあるお皿を使うことだってできます。焼き付けは家庭用オーブンレンジを使えばいいので、ほとんどのご家庭ですぐに使い始められるアイテムですよね。
このように、非常に低コストで始められるのが魅力です。

これだけ揃えても1万円未満です^^

また、焼成タイルと違い、焼き付けの前後で色が変わりません。完成図を想像しながら絵付けを進められるのが安心です。
そして絵付けの感覚は絵筆を使った水彩画とほとんど変わらないので、抵抗なく取り組んでもらえます^^(ネイルアートとか好きな人はもっと楽しめると思います!)

最後に、絵の具自体の安全性の高さを挙げておきますね。
※これは私が使用しているフランス・ペベオ社の製品に関してですので、ご注意ください!

このペベオ社のポーセレン150というシリーズは、アメリカの基準であるAPマークを取得しています。人の体に無害なクラフト製品につけられるマークで、非常に厳しい審査があることで有名。
ガブガブ飲んでいいという訳ではないでしょうが(笑)、お子さんが使うのも安心ですし、ポーセレン150で絵付けされたお皿で食事をとるのも全く問題ありません。

陶磁器用絵の具のデメリット
①耐熱性は焼成タイルに劣る
②修正がしづらい場合がある
③体につくと取りづらい

次に、「ちょっと扱いづらいな」と感じることを挙げてみました。

まず耐熱性についてですが、陶磁器用絵の具は家庭用オーブンで低温(150度など)で焼き付けします。そのため焼成タイルに比べると耐熱性が低いですし、2度以上焼き付けすると絵の具自体が変色してしまいます。

また、焼き付け前であっても一度乾燥するとタイルにぴったりくっついてしまうので修正がしづらいと感じることも。それは体についたときも同じで、手や指に絵の具がついたらすぐに水やアルコールで拭き取ることをおすすめします。放っておくと、ずっと取れなくなってしまいますので^^;

どちらを選べばいい?

焼成タイルと陶磁器用絵の具を使った作品について、それぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。

どちらに挑戦したらいいか分からない場合は、次のように考えてみてはいかがでしょうか。

・本格的に楽しみたい!陶芸窯を持っている→焼成タイル
・低コストですぐに始めてみたい!気軽に始めたい!→陶磁器用絵の具

どちらも良いところがありますし、
どちらを選んでも楽しいことは保証します^^

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