【2024年5月11日配信インスタライブ】誕生日メッセージプレート
山岡ルイのインスタグラムで、週に一度インスタライブを配信しています(^^)
絵付けの解説をしながら、視聴者さんからいただいた質問に答えて交流するというのがコンセプトです。絵付けの解説あり・おしゃべりありと、「まるでラジオを聞いているみたいで楽しい」というお声をいただいています(^^)
2024年5月11日回では、“誕生日メッセージプレート”を絵付けしました。今回は私が普段使わないフォント(字体)にチャレンジしてみましたよ!
今回のライブでは文字の描き方というより、
●新しい絵付けにチャレンジする時のコツ
●少しミスっちゃったかな…という時の対処法
●バランスが悪くなった時のリカバリー方法
を中心に解説しました。
新しい絵付けにチャレンジする時のコツ
文字を描くのが大好きな私。下手したら絵よりもよく描いているのでは?(笑)と思うくらいよく文字を描くのですが、いつも決まったフォントばかり使っていました。無料画像編集ソフトのCanvaに内蔵されている「Malibu」というフォントが大好きで、そればかり使っていたんです。
ただ、同じことの繰り返しだと見ている方も私自身も飽きてしまうだろうということで、新しいフォントを絵付けしてみることにしたんです。選んだのは同じくCanva内の「Aniyah」というフォント。
どちらも手書き風のナチュラル書体ですが、下のフォントの方がよりダイナミックな形ですよね。
しかも線が混線していてよく分からない部分まである…(笑)
慣れ親しんだ絵付けを極めていくのも楽しいけれど、たまには安全圏から飛び出して新しいことにチャレンジするのも刺激的で良いものです。私は結構インスタライブを実験的な場にしている一面もあり…今回は新しいフォントにチャレンジする回にしたんです。
でも、新しい技法にチャレンジするってドキドキしますよね?そういう時に少しでも安心して絵付けするには、
チャレンジ要素以外は慣れたこと・ものを使う
ということです(^^)
今回の絵付けでいうと、
●チャレンジ要素…新しいフォント
●慣れたこと・もの…丸皿に、ゴールドの絵の具で絵付けする
ということになります。
新しいフォントを、使ったことのない陶器に、あまり使わない色の絵の具で絵付けするのは気にすることが多すぎて何に集中しているのか分からなくなってきます。だからこそ、新しいことに挑戦する時は1つだけにしてみてください。
新しいフォントを描きたいなら、使い慣れた陶器と絵の具。逆に、新しい形の陶器に絵付けするなら描き慣れたモチーフを描くといった具合です。チャレンジしたい時は、いつメン(いつものメンバー)に集まってもらって安心感を持ちながら進めてみましょう(^^)
少しミスっちゃったかな…という時の対処法
●全部をやり直すというほどでもないけれど、なんとなくピンと来ない絵になってしまった
●一部、ゆがみが気になる…
●別に失敗ではないけれど、しっくり来なくて人に見られるのが恥ずかしい(^^;)
絵付けしているとそういう時ってありますよね。
私ももちろんあります!
そんな時は他の絵を加えて、見る人の視点をバラけさせるという方法があります。今回の絵付けはお皿の中央にドーンと文字を配置した絵付けです。もし、文字以外に視点を向けてもらいたいなら、お皿のリム(お皿周囲の平らになっている部分)に模様を入れるのが1つの選択肢です。
この方法を使えば、文字以外に作品の見どころを作ることができます(^^)
私はリム全体に模様を入れましたが、リムの一部でもいいですし、リムではなく文字の周りに模様を入れてもいいですよね。
バランスが悪くなった時のリカバリー方法
せっかく絵を描ききったのに、作品を俯瞰して見るとモチーフの配置バランスが悪くなってしまった…という時もあります。また最初から描き直すのもありだけれど、せっかく最後まで描いたのなら何とかしてバランスを整えたいと悪あがきしたくなっちゃいます(笑)
アンバランス問題解決の1つの方法をお伝えしますね。今回の絵付けの全体像ですが…
Happy Birthdayを2行に分けて描いていて、「Birthday」の方が長く・大きく・インパクトがあります。そうすると視点が文字の下の方に向きやすく、「Happy」の上が大きく空いて見えちゃいます。
もとから文字全体を上寄りに描いていれば問題なしだったけれど、つい中心点を基準に合わせてしまってバランスが崩れた例です。
こういう時は視点を上に寄せたいので、上の方にモチーフを足します。
具体的には、HappyのHとyの部分に小さく装飾を入れてあるんです。
本当にさりげなくですが、Hとyに2つ、装飾がついているのが分かるでしょうか?
地味かもしれませんが、この装飾を入れることで自然と視点が上がり、バランス良く見せる効果が生まれるんです(^^)
チャレンジにミスはつきもの。どうやったらカバーできる?という考え方
絵付けをしていると、慣れた技法やモチーフであっても想定外のミスが生まれるものです。それが新しいチャレンジならなおさらですよね。
ほとんど上手く完成しているのに、一部のちょっとしたミスで何となく不満足な出来になってしまった…という時の徒労感はよく分かります(^^;)
そういう時に、最初からやり直すのではなく「どうやったら上手くカバーできるかな?」という視点で考えてみてください。これは一種のトレーニングですし、自分の創造性を刺激する考え方でもあります。もしかしたら当初の予定よりお気に入りの作品に仕上がる可能性もありますよ!
良いリカバリー方法が見つかったら、私にも教えてくださいね(笑)
次回のインスタライブの予定
さて、次回のインスタライブは【2024年5月18日(土)22時】です!今後のインスタライブでは、近日発売予定の「山岡ルイ特製デザイン集」からデザイン引用し、サンプルを絵付けする予定です(^^)
※状況により内容が変更になる場合があります。
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