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気負わず楽しむ、陶器絵付けの教室です。
2021-03-19

pebeo(ペベオ)・アウトライナーが主役!春のメッセージタイル

こんにちは、ホームポーセリンアート講師の山岡ルイです^^

pebeo(ペベオ)ポーセレン150のアウトライナーは、立体的な線を描けるのが魅力です。

ブラックとゴールドがあります。

このアウトライナーを主役にして、春のメッセージタイルを作ってみました^^

“Spring is in the air(春の気配がする)”

晴れと嵐を繰り返しながら、少しずつ春に近づいていく今の日本の季節にぴったりの言葉ですよね♪ゴールド一色のシンプルなタイルですが、アウトライナーの立体感で豪華に見えます。今日はこの作品作りのプロセスをご紹介しますね!

使用したもの

使った道具は以下の通りです。

・15cm × 15cmのタイル

・pebeoポーセレン150 アウトライナー(ゴールド)

・pebeoポーセレン150 No.44(ゴールド)

①下準備(デザイン〜転写)

まずは下準備。デザインを用意します。今回はお手軽にパソコンで作成したデザインを使用しました。

文字を描きたいときは、フリーハンドで描くのも良いですが、今回のデザインのように均整のとれたシンプルで美しいフォントを描くような場合は、パソコンを使って上下左右のバランスをしっかり揃えるほうが仕上がり良く出来上がります。また、文字の周りの飾り枠も、パソコンで作成した方が綺麗です。

プリントアウトしたデザインを、トレーシングペーパーに写します。

文字・飾り枠に、たくさんの直線が含まれていますよね。絵付けの際、いかに直線がきれいに描けるかが、全体の完成度を決めます。下準備の段階から、直線部分は定規を使ってきれいに写すようにしましょう。

次に、トレーシングペーパーをタイルに固定し、カーボン紙でデザインを転写します。

ここでもやはり、定規を使えるところはすべて使うことを心がけます。

転写ができました。これで下準備は終了です^^

②アウトライナーで「文字の横線」を描く

pebeo(ペベオ)アウトライナーのゴールドを使い、中央の文字の横線から描いていきます。同じ方向の線は一気に引いてしまったほうが効率的です(※タイルを何度もくるくる回さなくてよいため)。

横線が乾いたあとに縦線を入れるので、乾燥を待つ間に他の部分を描き入れていきます。横線を乾燥させる理由は、絵の具がゆるい状態で次の線(縦線)を入れてしまうと、線と線のつなぎ目で線同士が混ざり合って太くなってしまうからです。

(Sなどの)独立した曲線を描いていきます。

Springの「S」と、Airの「R」の線を少し伸ばして遊んでみました^^

アウトライナーが乾くまで、飾り枠部分にお花を足します。ここからはポーセレン150の絵の具(No.44のゴールド)を使いますが、カーボン線が透けて見えないように、お花を描く部分の飾り枠線だけティッシュで消しました。

③No.44(ゴールド)でお花を描く

ここはフリーハンドです。お花と葉っぱを描き入れました。春らしい華やかさが出てきたでしょうか^^

④アウトライナーで「文字の縦線」を描く

お花を描いたあと、中央のメッセージ部分に戻ります。今度は「文字の縦線」を引いていきますが、タイルを90度回転させ、横線として描けるようにしましょう。縦線を引くより、横線を引く方が簡単だからです^^

だいぶ全体像が見えてきました。斜めの直線(Nの真ん中やAなど)は、アウトライナーが乾いたあとに描き入れるので、先に飾り枠を描きます。

⑤アウトライナーで「飾り枠」を描く

アウトライナーで飾り枠を描きます。

長めの直線を引くにはコツと慣れが必要です。まだアウトライナーの使い方に慣れていないという方は、短い直線から練習してみてくださいね^^

⑥アウトライナーで残りの線を描く

最後に、メッセージ部分の残りの線を描いて完成です。

アウトライナーを使用した作品は3〜5日乾燥させます。乾燥後、家庭用オーブンレンジで150度・35分(予熱なし)焼き付ければ、完成です^^

待ち遠しい春を夢見ながら、制作タイム!

暖かくなってきて、桜がちらほら咲き始め、春が近づいてきています。出会いと別れ、始まりの季節でもありますね^^春の足音を感じながら、ワクワク楽しい制作タイムでした!

最後までご覧いただき、ありがとうございます!

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