【豆知識】ペベオポーセレン150の安全性〜APマークについて〜
こんにちは、山岡ルイです^^
pebeoポーセレン150を使った陶器絵付けに役立つ情報をお伝えしています。
今日は「APマーク」についてです^^
聞きなれない言葉ですが、pebeoポーセレン150をはじめ、数多くの商品が取得しているAPマーク。一定の安全性を満たした商品のみにつけられるマークについて、より深く調べてみました。
APマークとは
※APと書かれた丸いロゴが「APマーク」です。
そもそもAPマークとは何かというと、アメリカの画材協会(ACMI)の認可製品につけられるマークです。APマークがつくことで、アメリカ材料試験協会(ASTM)が設置する安全基準を満たした商品であることが証明されます。
本国アメリカはもちろんのこと、日本やヨーロッパの商品も多数APマークを取得していることから、国際的な信頼性がとても高いマークであることが分かります。
APマーク=一定の安全性を認められている
APマークは「一定の基準の安全性を認めている」という意味であり、100%安全ということではありません。ただし、無限にあるリスク(有毒性・有害性)をすべて避けられるとは誰も保証できないため、こういう表現になっているだけで、APマークがついた商品の安全性は高いといえるでしょう。
ちなみに、使用することで「すでに知られている何かしらの病気等のリスク」があるものには「CLマーク」(ハザードマーク)がつき、バツ印やドクロマークで判別できます。
そんな恐ろしい商品がそこらじゅうに売られているなんて!と思われるかもしれませんが、一般的によく使われているものにも、何かしらのリスクを伴うものはたくさんあります。例えば、シンナー臭がするものは大量の吸引を避けた方が良いし、引火性のあるものは火の近くで使用できません。
正しい使い方をすれば有益なものですから、使用上の注意を誤らないようにという告知マークと考えればいいのではないでしょうか^^
ペベオ・ポーセレン150がAPマークを取る意義
陶器用の絵の具であるペベオ・ポーセレン150がAPマークを取得する意味は、次の2つが考えられると思います。
・口に入る可能性がある
・子どもが使える
一番は「口に入る可能性」を見越せるからです。陶器に使う絵の具ですから、当然、コップのような「使用時に口もとに触れるもの」にも使われるでしょう。使用中に歯などがあたって絵の具が欠け、飲み込んでしまう可能性があるため、安全性は高いほうが良いです。
次に「子どもが使う」シーンで、安心して使ってもらえるという狙いもあるはずです。
私自身、ワークショップでお子さんに指導することがありますが、子どもの筆使いは大人よりもっと大胆(笑)。手についたり、顔をこすったり、誤って絵の具を飲み込む可能性は大人より高いと思います。
「子どもが使って安心」という基準も、使用者には安心材料になりますよね。
スタジオアートピースの伝え方
では、私がレッスンの中でペベオ・ポーセレン150の安全性についてどうお伝えしているかと言うと、「安全性は保証されていますが、ゴクゴク飲んで大丈夫という意味ではないので、気をつけてください」とお伝えしています。
特に口もとに触れる部分への絵付けは注意するよう伝えます。
ペベオ・ポーセレン150を使った食器類で、焼き付け後に絵の具が剥げたものはないですし、少量体内に入れたところで何か問題が起こるとも考えづらいです。念には念を、という気持ちでこのようにお伝えしています。
まとめ
改めてAPマークについて調べて、とても勉強になりました。生徒さんたちに、もっと自信を持ってお伝えできそうです^^
色々書きましたが、結局「常識的な使い方をしていたら大丈夫だ」ということですね(笑)参考になると嬉しいです!
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