toggle
気負わず楽しむ、陶器絵付けの教室です。
2020-01-08

ペベオ・アウトライナーの上手な使い方

こんにちは、山岡ルイです^^

今日は、陶磁器用絵の具のペベオのなかで、立体的な線が引けるペベオ・アウトライナーの上手な使い方について紹介したいと思います。

少し昔の歯磨き粉が入っていたような、薄いアルミ製チューブに入っているアウトライナー。このチューブを押し出すようにして、中の絵の具を出していきます。

細いノズルから出ているのがアウトライナーです^^

アウトライナーを使うと、立体的な線を描くことができ、表現の幅を広げたり、隣り合わせになる絵の具同士が混ざらないようにすることができます。

私は主にゴールドとブラックのアウトライナーを使っています。

このアウトライナー、うまく使いこなせるようになるには、いくつかコツが必要です。そのコツの1つが、絵の具を出すときのチューブの扱い方です。

細いノズルから絵の具がたらりと垂れてくるので、絵の具をコントロールしやすくするために、無意識のうちにノズルに近い部分を持ちたくなります。

やってしまいがちな持ち方

ノズルに近い部分を持つと、それだけ絵の具のコントロールはしやすくなりますが、問題なのはチューブの素材が金属であること。ノズルに近い部分を押し続けることでチューブの内圧がうまく逃げず、また、爪が長い人はいつの間にか爪が食い込んでしまったりして、チューブに穴が空いて中身が飛び出てしまうのです。

私も、アウトライナーを使い始めたばかりのときはノズルに近い方を握って使っていたのですが、あるときチューブが決壊しました^^;

(下)決壊したチューブ

写真の下の方が、穴が空いて使えなくなったアウトライナーです。一度チューブに穴が空くと、いくらチューブを握っても、穴からどんどん絵の具が飛び出ていってしまい、先端のノズルからはうまく出てきてくれません。おまけに穴から飛び出る絵の具で手が汚れて大変なことになります^^;貧乏性を発揮してティッシュを巻きつけて使ったりしたのですが、すぐに絵の具が漏れ出てしまって用をなさなかったです(涙)

チューブにはまだ絵の具は残っていますが、結局うまく使うことができないので使用を中止しました。

ということで、アウトライナーの上手な使い方は、使い始めの段階からチューブの最後方を持って使うことです。

最後方を持って使い始めるのが◎

ノズルと手との距離が遠ければ遠くなるほど、絵の具のコントロールは難しくなります。でも、快適にアウトライナーを使用する&無駄なく絵の具を使い切るには、この持ち方がベストに感じます。

生クリームの絞り器も、ビニールの一番上の部分から絞って使い始めますよね^^それと同じ要領で、段々ノズルに近い部分に手が降りてくるので、使えば使うほど、チューブの扱いは簡単になっていくと思います。

今後、チューブの素材や設計が改良されればいいなとも思うのですが、まずは今のチューブの扱い方をマスターしていきましょう^^

アウトライナーは扱いにコツがいるアイテムですので、また違う記事でコツをご紹介しますね。

pebeo(ペベオ)アウトライナーを使った作品例

アウトライナーを使った作品作り様子は、こちらの記事からもお読みいただけます!

関連記事
関連記事