【HP開設6周年記念企画連載】③2022年の話
「普段使いの陶器絵付け・スタジオアートピース」の山岡ルイです(^^)
当HP開設6周年の記念企画として、私の過去〜今の話を連載しています(※全6話の予定)。
前回までのブログはこちらからどうぞ!
前回のブログのあらすじ
若い頃は周りのフォローに助けられて上手くやっていたけれど、30代になると、うまく歯車が噛み合わない事が増えてきました。今までは上手くいっていたのに!と焦り、若い頃に努力を積み重ねなかったツケを払う苦しさを知ります。
これからどうやっていけばいいんだろう?と考えた時、「自分を変えてみる」選択をすることにしました。
信じられる自分になりたくて始めた「あさんぽ」
2022年、36歳になったタイミングで「このままじゃだめだ、何かを変えなくちゃいけない」と考えます。
自分の欠点はいくらでもあるけれど、すべてを一気に改善するのは難しそうです。それならまずは1つ、自分の嫌いなところを変えることから始めようと「自分との約束を守れる自分になる」をテーマにしました。
何の自慢にもならないんですけど(^^;)、私は自分に甘いので、やると言ったこと・決めたことをすぐに覆しがちでした。毎日◯時に起きる、本を◯分読む、日記を書くetc…簡単なことから難易度の高いものまで、自分との約束事を作っては破るを繰り返してきました。
自分に課した約束を守れないことで生まれる一番の弊害は、自分を信用できなくなることだと思います。
「やるって言ったけど、多分やりきれないだろう」「今回も決め事を忘れるだろう」という気持ちが積み重なると、他人の信用どころか自分の信用すら勝ち取れません…(^^;)
大きな目標を掲げると挫折しがちな性格を自覚しているので、なるべく小さくて、プレッシャーの少ない目標を決めて、それを達成することから始めようと思いました。
そこで始めたのが朝のウォーキング、通称あさんぽです。
運動といえば3日坊主の代名詞(笑)。私も今まで何度くじけたか分かりません(^^;)
ただ、運動であれば万が一途中で辞めてしまっても実生活に影響はないし、運良く続けば体にも良いはず。ならば簡単な運動を毎日、何でもいいから続けようと思ったんです。
真っ先に思い浮かんだのがウォーキングかランニングでした。私は細かいルールがあるスポーツが苦手なので(ほとんどのスポーツがダメですね・笑)なるべく単純な運動を選びたいと思いました。道具が必要なものはコストがかかるし、人数が揃わないとできないジャンルも億劫になりそうです。場所を予約しなくてはいけないとか、時間が決まっているものも、私の性格に合わない…となるとウォーキングかランニング、筋トレしか選択肢に残りませんでした。
ほとんどのスポーツに向かない私ですけど、昔から「ただ歩く」「ただ走る」みたいな作業が好きだったので、試しにウォーキングにトライすることに。私が自由に使える時間は子どもが寝た夜〜早朝の時間帯しかなかったので、その間で歩き始めました。
自分に課した約束は「短時間でも、天気が悪くても、とにかく歩く!」こと。
自分や家族が体調不良の時と、夫が家に不在で娘が1人になってしまう時は お休みです。
最初は早起きするのも歩くのも苦痛で、部屋着のまま近所を30分徘徊するように歩いていました(笑)それが近所の公園まで歩くようになり、トレーニングウェアに着替えるようになり、1時間歩けるようになり…と、本当に少しずつ、ウォーキングらしい形になっていったんです。
文字通り、雨の日も風の日も雪の日も休まず歩きました。仕事が終わらなくて徹夜した次の日も歩いたし、つらいことがあった翌日には泣きながら歩いた日だってあります(笑)
全然歩きたくない時もたくさんあったけれど、ここで辞めたら、しょうもない自分のままだぞと自分を励まし、
「まずは1週間だけでも続けよう」「2週間続けよう」「来月までは頑張ろう」と、目の前に小さな目標をちょこちょこ置いて、それだけを見て歩き続けました。
そうしていたら、途中でやめるほうがもったいなくなってくるんですよね。あさんぽ連続記録を途切れさせる方がストレスになる…(笑)
すると、段々と「朝歩くのが普通」になってきて、何も考えずに歩き出せるようになってきました。
現実は大きくは変わらないけれど…
インスタグラムのストーリーで、記録として あさんぽ写真を投稿し始めたのも、あさんぽを続けられた理由の1つです。
インスタのネタになるからいいか、くらいに思っていたけれど、フォロワーさんが反応をくれたり、同じようにあさんぽ写真を投稿する仲間ができたり(!)して、毎日続けることの強さを実感するようになりました。
毎朝毎朝、あさんぽを休まない自分への信頼貯金は、少しずつ確実に貯まっていたけれど、他の生活もすべてが上手くいっていたかというとそうではありません。
全然、そんなことない(^^;)
・2022年は動画編集の勉強と仕事を新たに始めたこともあって、気持ちも体もギリギリになるほどしんどかったし、
・あさんぽ以外でチャレンジしたことは途中で挫折していたし(読書や勉強など)、
・人間関係の大きな悩みは解消されないままで、
目に見える成果と思えるものは、相変わらず少なかったです。
あさんぽを続けられる自分が少し好きになってはいたけれど、そのことと他の問題が上手くリンクするのか、そもそもリンクしあうような関係なのかも分からないまま。課題は目の前にたくさんありました。
この期間にあえて意味を見出すとするならば、
30代前半が水底に沈んで停滞している苦しさだったのに対し、36歳になってからは水の中をもがく大変さに変わっていて、現実的なアクションが生まれている点では後者の方が進歩している感はあります。まだまだしんどいけれど、目を開けて現実を生きている感覚が戻ってきたんです。
進んでは停滞してを繰り返す状況は、約1年続くことになります。
【そろそろ違う展開を期待したい2023年編に続く!】