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気負わず楽しむ、陶器絵付けの教室です。
2022-06-30

デザイン作りで私が大切にしている価値観/尊敬するマリコ・ブラウンさんの言葉

「普段使いの陶器絵付け・スタジオアートピース」の山岡ルイです(^^)

近く、HPのトップ画面をプチリニューアルしようと考えています。それにあたり自分が大切にしている価値観とか、作品作りで気をつけていることなどを改めて棚卸ししていました。

こういう「思い」とか「価値観」って、常に考えてはいることなんだけれど、頭の中から出して言葉にするのって大切だと思っています。

私が普段、レッスン用や作品として絵付けしているのは、お皿やカップなどの生活用品がメインです。

こういう生活用品は、用途がある「道具」ですよね。食べ物を入れたり、お花を飾ったり、とにかく働く存在。その場合、やはり主役はその道具の中身(料理など)になるわけで、外側の道具の主張が強すぎるのは避けたいなと、常々考えています。押し付けがましくなくて、主張しすぎない、塩梅を大切にしています(^^)

ただ、単純にシンプルなだけだと面白味に欠けるので「主張しすぎないけれど、楽しさや発見がある感じ」は残したくて(笑)、このあたりの線引きが悩みどころでもあるんです。

私が尊敬しているペーパークラフターのマリコ・ブラウンさんは、とっても素敵なメッセージカードなどを手作りされるのですが、彼女が作品作りで大切にしていることについて「主婦が空いた時間にサラッと作ったような、シンプルで、カードをもらった側が後の処理に困らない程度のさりげないデザイン」を目指していると仰っていて、でもそのレベルを目指すために何時間も試行錯誤してデザインしているそうなんですね。

そう!簡単そうに見えるのと、実際に簡単なのは違う(笑)!

マリコさんの目指す方向性に私も深く納得しています。使う時に気合いが入るような大仰な作品ではなく、手に取ったとき少し温かみを感じる・でもわざわざ意識に上るほどでもない、さりげない存在感の作品。それくらいがちょうどいいのかな〜と思っています。

少し比喩的な言い方になってしまうけれど、「手に汗握るハラハラ・ドキドキの超大作ドラマ」じゃなくて、「週末の夜にリラックスして見るホームコメディ」みたいな、気取らない、リラックスしたデザインを作り続けていきたいんです。

だから、私のこういう価値観に共鳴してくれたり、私の作るものでほっこりした気分になってくれる方がいてくれたら嬉しいし、期待に沿えるよう…なんて言ったら出過ぎた真似かもしれないけれど、自分の信じるデザイン道(?)をこれからも追求していきたいなと思います。

ちなみに、鑑賞用の作品については、生活用品のデザインとは別です!こういった存在感が大切な作品は、ある程度主張を効かせて作ります(^^)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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