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気負わず楽しむ、陶器絵付けの教室です。
2021-10-25

今月の修了生さん特典「実りの秋のバスケット」

こんにちは、ホームポーセリンアート講師の山岡ルイです^^

コースメニューを修了した生徒さんに毎月お送りしているオリジナルデザインのプレゼント特典。今月は、「秋の実りがたくさん詰まったバスケット」がモチーフです。

今回のデザインは、個人的にとても苦戦しました…。苦戦しすぎて、毎月15日前後にお届けしているプレゼント特典の配布日をずらすほど(^^;

生徒の皆さん、わがまま言ってすみません(;;)

どうしても納得のいくサンプルができず、何度も配色を考え直し、ようやくサンプルが完成しました。

生活雑貨をデザインに。

私が描くデザインは、お花柄や幾何学模様的なものが中心です。自然と、生徒さんにお配りするデザインも、お花柄が中心でした。

そういった柄も好きなのですが、少し変わった柄を考えたくて選んだのが、今回のバスケット柄(生活雑貨)です。

陶器の模様としては、植物や動物がメジャーではありますが、こうしたバスケット(かご)や調理器具といった生活用品も、スペイン陶器ではよく用いられるモチーフです。

実りの秋。りんごやカボチャといった食べ物を、こんもり盛ったバスケット柄を思いつき、デザインに選んだのでした^^

選んだはいいものの、幾何学的・記号的ではない、どちらかというと写実性に重きを置いたデザインは難易度が高く、バスケットと食べ物のバランスなども最後まで調整しました。

絵付けは段階ごとに塗り重ねる

絵付けの際は、基本的に「薄い色→濃い色」の順番で塗り重ねていきます。

①最も薄い色でベースを描く

一番最初は、それぞれのモチーフのベースになる色を一気に描いていきます。ここから陰影をつけて、立体感を出していきましょう。

②一段階濃い色を乗せる

①で塗ったベースの上から、もう一段階濃い色を乗せます。

①よりも立体感が増しました。「光があたるところは薄く、余白を取る。影になる部分は濃い色を乗せる」を意識します。

③さらに陰影を強調する

②で乗せた濃い色の一部を更に塗り重ね、より立体感が出るよう調整します。部分的にゴールドを入れて、華やかさを出しました。

④ツヤの表現と、仕上げ

最後に、光があたって光っているような、ツヤの部分を描き入れます。また、バスケットの下に影を入れたかったので、全体のバランスを見ながらフリーハンドで付け加えました。

秋らしいモチーフと色調で、ノスタルジックな作品に仕上がりました^^

モチーフ自体は小さく、絵付けもあっという間に終わってしまうのですが、デザインが出来上がるまで結構時間がかかってしまいました(^^;

ですが、こだわった分、納得のいくものができて良かったと思います。

修了生の皆さんには、デザインシートを送らせていただきます。芸術の秋を一緒に楽しみましょう!

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