【陶器を楽しむ】陶器製フォトフレームの使い方(VICTORIA Designのフォトフレーム)
こんにちは、山岡ルイです^^
ベーシックコースの制作課題に含まれている陶器製フォトフレーム。陶器製のフォトフレームは珍しくて、生徒さんにもとても人気があるアイテムです。
ただし、木やプラスチック製のフォトフレームに比べると扱いにコツがいります。
ということで今回は「陶器製フォトフレームの使い方」を解説させていただきますね。
※陶器製フォトフレームは「VICTORIA Design」さんのものを使用しています。
準備物と工程
まず、以下のものを準備します。
・フォトフレーム一式(フレーム・裏板・ガラス)
・接着剤(木工用ボンドは使えません。粘着力の高い多目的用がおすすめ)
・台紙
・写真
・のり(テープのりが便利です)
フレームは、焼き付けまで完了したものをご用意くださいね^^
木工用ボンドは、陶器の素地(ザラザラした部分)に水分を持っていかれて粘着力が落ちるので、多目的用の粘着力が強いタイプ(透明色のねっとりしたもの)を選ぶようにしましょう。
接着剤の選び方については、こちらの記事にも詳しく書きました。
写真は後から違うものに交換できるので、今一番お気に入りの写真をご用意ください^^
私は娘の七五三の記念写真をセレクトしました!
そして、工程は以下の5項目です。
①台紙を用意する
②台紙に写真を貼る
③フォトフレームに接着剤をつけ、ガラスと写真をはめ込む
④裏板を貼る
⑤乾燥させる
順番にご説明します^^
①台紙を用意する
最初に、写真を貼る台紙を用意しましょう。無地の色画用紙でもいいですし、パターンペーパー(同じ柄が繰り返しプリントされたもの)でも可愛いです。今回、私は娘のお着物の色と、フォトフレームの花柄の色に合わせたパターンペーパーを選んでみました。
台紙の大きさは、裏板の内側のパネルサイズに合わせたものを用意します。台紙が大きければハサミやカッターで切りましょう。
台紙の端のほうはフォトフレームに隠れて見えなくなるので、パネルとまったく同じサイズでなくても構いませんが、内側のパネルより大きなサイズにはしないでください。裏板の外側の方は、接着剤でフォトフレームとくっつけてしまうので、裏板とフォトフレームが接着する部分に台紙が挟まると、写真の入れ替えができなくなるからです。
②台紙に写真を貼る
切り出した台紙に写真を貼りましょう。
台紙にフォトフレームを重ね、バランスを見ながら写真を配置します。厳密に台紙の中央に写真を置きたい方は、定規などで測って場所決めしてください。
私は“大体”真ん中派です!(笑)
場所が決まったら、のりで写真を固定します。スティックのり・水のり・両面テープなどで固定してもいいですが、テープのりが一番扱いやすいと思います^^(このためだけにテープのりを買う必要はありません!手元にあるのりでOKです)
このとき、フォトフレームのどちら側を上にするか、一緒に決めておきましょう。柄の位置・写真とのバランスで、好きなように上下を決めてください。接着剤をつけてから上下を確認していると手間取ってしまうので、ここで決めてしまうのがスマートです。
ベーシックコースのデザインは縦横・上下、どのように使っても違和感がないデザインにしています!
また、フォトフレームを縦に使うか横に使うかによって、裏板の支柱の上下も決まります。
私は、間違いなく間違える(笑)自信があるので、ふせんで「上部はこちら」のマークをつけました。このように印をつけておけば、接着する段階で手間取る心配がありません。
③フォトフレームに接着剤をつけ、ガラスと写真をはめ込む
いよいよ実際に写真をはめ込む段階です。
フォトフレームと裏板は、全く同じサイズというわけではありません。
フォトフレームの端まで接着剤をつけてしまうと粘着面が露出してしまうので、気持ち内側に接着剤をのせたいところです。
裏板の内側パネルはパカっと開く(写真の入れ替えができる)ので、パネルを持ち上げ、フォトフレームと裏板の中心点が大体合う位置を確認しましょう。
裏板の位置が決まったら、ボールペンなどで裏板の位置をマーキングします。ここでマーキングしたところより内側に、接着剤をつければ良いわけです^^
ここからはスピーディーな作業を心がけます。
先ほどマークした位置より内側に接着剤を塗り、
ガラスと台紙をはめ込みます。台紙(写真)の上下に気をつけてくださいね。
④裏板を貼る
接着剤が乾かないうちに裏板を乗せます。
このとき、フォトフレームと裏板の上下が一致しているか、きちんと確認してください。粘着力の高い接着剤を使ってはいますが、この段階であれば、まだ裏板を外して貼り直しが可能です。
※貼り直す場合は、再度接着剤をつけましょう!
人の手でやることなので、どうしてもズレが生じる場合もあります。マーキング線を参考に、接着剤が乾かないうちに裏板の位置のバランスを整えてみてください^^
⑤乾燥させる
ほとんどの接着剤は、接着後一定時間は静置して、十分に接着させることになります。
裏板は紙製で、どうしても浮いてきてしまうので、もしお持ちでしたらクリップなどで固定してください。洗濯バサミなどでも良いですし、重しになるものを置いても良いと思いますよ^^
これで作業はすべて終了しました!
作った作品は実際に使おう!
陶器絵付けの楽しさには、「作る楽しさ」に加えて「使う楽しさ」があると思います。せっかく作った世界でひとつだけの作品です。とびきりお気に入りの写真を用意して、可愛く飾ってみませんか^^
自分で作ったオリジナルのフォトフレームに、お気に入りの写真が入っているだけで、グッと満たされた空間が出来上がりますよ!
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