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気負わず楽しむ、陶器絵付けの教室です。
2017-08-17

アンダルシアのビーチリゾート【マラガ】

ブログをご覧下さってありがとうございます。
2012年のスペイン留学の思い出をたどりながら、
私がタイルアートとどう出会い、どう変化したのかを綴ります。
留学のみならず、海外へ出てみたいけど悩んでいる…そんな方の参考になれば幸いです。

マラガって…どこ!?

スペイン留学を決意したものの、どんな学校に通えばいいのか分からず、
ひとまず大手の留学エージェントに相談した私。
「スペインで語学学校に通いながら、タイル作りもしたいんですが…」という
数十年に一度来るか来ないかみたいなマニアックな相談内容を繰り広げる私に困惑気味の担当者の方(笑)

そもそもスペインタイルって何ですか?から始まり、マドリッドやバルセロナ等、
メジャーどころの大きな都市に行けば、タイルもたくさんあるでしょうねぇ…みたいな会話が続きました。
完全に困らせている…。
そもそも英語圏以外のスペイン留学がメジャーではない為、担当者の方も専門外だったのと、
やりたい目的がニッチ過ぎる私が最終的にお世話になったのは、
スペイン留学を専門に扱うスペイン留学代行センターさんでした。

小雨が降る中、「また困らせたらどうしよ」と不安を抱えながらこちらのエージェントさんを訪れ、
「趣味でスペインタイルを作っていて、本場のスペインでも勉強してみたいんですよね…」と
控えめに(笑)相談したところ、「へ〜そうなんだ。じゃあマラガのこの学校がいいんじゃない?」と速攻で問題解決(笑)。
語学の授業の他に、地元の工房と提携してタイル作りを学べるコースを設置している学校でした。
ちなみに私が通ったのはColegio Maravillas(コレヒオ・マラビージャス)という語学学校。

目的が明確であればある程、ニッチであればある程、専門性の高いプロを探して教えを請うって大切ですね。

しかし初めて聞く「マラガ」という地名。かの有名なパブロ・ピカソが生まれた街。
アンダルシアの南に位置するビーチリゾート。

Wikipediaより
全く予定してなかった都市だけれど、ここは飛び込むしかない!と決意し、1年後無事に渡西しました。

美しい海と、開放的な土地柄

全然知らない(からこそ?)、何の先入観もなくやってきたマラガ。
実はアンダルシア各地へのアクセス拠点として便利な上、美しいビーチリゾートがあり、
ヨーロッパを中心にたくさんの観光客が来る街でした。

私はマラガから少し離れたベナルマデナという小さい街に住んでいたのですが、
ビーチに近い&バカンスシーズンが近い事もあり、かなり賑わっていましたよ。
語学学校にも、バカンスがてらスペイン語を勉強しにきた学生さんがたくさんいました。

海に開けた場所にあるからか、血がそうさせるのか(笑)、穏やかで開放的な人が多く、
もともと海沿いの田舎で育った私には向いている土地柄だったと思います^^


美しいカテドラルや歴史を感じさせるアルカサバ(城塞)、


美しい港や闘牛場(手前)。

最も長い時間を過ごし、スペインの日常生活を垣間みた思い出の地です。

集中できる環境に身を置く

ここでの生活の中心は語学学校と地元工房での制作。
今まではお休みの日にちょこちょこタイル作りをしていたのに、
週に3日、工房で制作できる時間があったのは、今考えても貴重だしスペインに来て正解だったなと思います。

日本にいると色んなノイズが入ってくるし、日々の雑務に追われがちですが、
言葉が不自由かつ勉強か制作だけが日々のto doなので、精神的にも静かに制作に向き合えました。

意図していたわけではないけれど、目的に集中できる環境に自分を置いた事で
納得いく制作活動ができたなと思います。

制作についてはまた別の記事に譲ります。
滞在中訪れたスペインの都市について、私の視点でお伝えしていきます^^

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